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俳句の庭

  • 大寒の土竜塚

    1月 19th, 2026

    土竜塚(もぐらづか)は、モグラが地中にトンネルを掘る際に、土を地上に盛り上げたもの。モグラの活動が活発になる春先に目にすることが多いが、一月中旬の朝、雑木林の縁に真新しい土竜塚を見かけた。「土竜打」は小正月の行事だが、モグラそのものは季語になっていない。

  • 枯柳

    1月 19th, 2026

    葉の落ち尽くした冬の柳。葉が落ち、幹と枝だけになった柳には、寂しく寒々とした風情がある。細い枝が水面に映る様子は、一層もの寂しさを感じさせる。

  • 啓翁桜(けいおうざくら)

    1月 19th, 2026

    河津桜、寒桜などとともに、早咲きの桜の品種の一つ。通常の桜よりも早く3月中旬から自然開花する。ビニールハウスでの加温栽培によるものが、12月下旬から市場に出回り、正月飾りや早春のインテリアとして親しまれる。細い枝に薄紅色の小ぶりな花が群がり咲く。なお、歳時記には掲載されていない。

  • 脈診の指の硬さのヒヤシンス 松下カロ

    1月 18th, 2026

    「ヒヤシンス」はアジア原産のユリ科の球根性多年草。晩春の頃、葉の中央に茎が直立し、吊鐘形の小花を総花状に咲かせる。花壇や鉢に植えたり、水栽培にする。

    掲句は眼前の「ヒヤシンス」から、脈診(みゃくしん)の指の硬さを思ったとの句意。脈診は、手首の動脈の拍動を、指で押さえながら診察することで、洋の東西を問わず行われている。かつて医師から受けた脈診の記憶は、指先の硬さ冷たさとして、作者の心に刻み込まれていたのだ。眼前の「ヒヤシンス」のまだ咲き始めの硬い印象を脈診に結び付けたのは、作者の柔軟な詩心の賜物。『俳壇』2026年2月号。

  • 初暦

    1月 18th, 2026

    新年になって初めて使う、又は目にする暦(こよみ)。新しい年が始まることへの期待や希望が込められている。真っ白な暦の余白や新しい日付を見ることで、新年の始まりを意識する。

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