水蒸気が地表や水面の近くで凝結して微小な水滴となり、視界を悪くする現象。気象学では水平視程が1キロ未満のものをいい、それより見通しのよいものは靄という。詩歌において、霧は、古くは四季を通じて用いられたが、平安時代以降は春立つものを霞、秋立つものを霧と呼び分けられるようになった。遠くのどかににたなびく霞に対して、霧には冷やかに立ちこめる印象がある。なお、靄は無季。

芙蓉(ふよう)が咲き終わった後にできる実のこと。芙蓉はアオイ科フヨウ属の落葉低木で、晩夏初秋にかけて枝の上部に大輪の一日花をつける。実は球形で硬い毛に覆われている。その中に長い毛をもつ小さい種子がたくさんでき、実が熟すと五烈して種を飛散させる。

タデ科タデ属の一年草。日本全国の野原や道端、畑などに自生。蓼に似ながら葉に辛みがなく用をなさないことからこの名がある。草丈30センチ。初秋の頃、1~5センチの花穂に紅色の花弁をもたない花をびっしりとつける。別名の「赤まんま」は、花や実をままごとの御飯に使ったこと、花の色や形が赤飯に似ていることによる。

北アメリカ原産のキク科の多年草。明治時代に渡来し、日本全国の河川敷や荒地に自生。草丈は1~2メートルにもなり、晩秋、濃黄色の小さな花を多くつける。なお、俳句では在来種の泡立草(別名:秋の麒麟草)と併せて「泡立草」として詠まれることが多い。


桐はキリ科の落葉高木。初夏、枝先に淡紫色の花をつけた後、卵形の実を結ぶ。熟すと固くなって二つに裂け、翼のある種子を多数飛ばす。
