「早梅」はウメの種類ではなく、立春前に早く咲き出した梅のこと。「梅早し」ともいう。また、「探梅(たんばい)」は、早梅をたずねて山谷を歩き回ること。山野を歩いていると、南向きの日当たりのよい斜面などで咲き始めた早梅を見かけることがある。


地中海沿岸原産のヒガンバナ科の多年草で、関東地方以西の海岸近くに自生するほか、観賞用として公園や庭に植えられる。晩冬の頃、葉の間から直立した花茎に、数個の花を横向きにつける。白い花の中心に黄色い副花冠があるラッパ形のもののほか、八重のものなどがあり、すがすがしい芳香をもつ。

「春の海」の傍題。長かった冬が終わって、明るく長閑(のどか)な春を迎えた浜辺。海は陽の光を受けてきらめき、柔らかな風が頬を吹き過ぎる。

絡みもつれたまま枯れ果てている葎(むぐら)のこと。夏の間一面に生い茂っていた金葎や八重葎、その他の蔓草の類が、冬になると枯れて蕭条たる様相を呈する。
