春に降る薄くて大きな片の雪。漢字表記では「太平雪」。「だんびら雪」「かたびら雪」ともいう。「淡雪」の傍題。地面に降っても間もなく溶けてしまう軽く儚い雪である。

春に降る薄くて大きな片の雪。漢字表記では「太平雪」。「だんびら雪」「かたびら雪」ともいう。「淡雪」の傍題。地面に降っても間もなく溶けてしまう軽く儚い雪である。

春になり、昼の時間が長くなったと感じること。また、その長く長閑な一日のこと。「日永(ひなが)」の傍題。実際に最も昼が長いのは夏至(げし)の頃だが、冬を越して日が伸びたと実感するのは春。音読み(漢語)のため、少し硬い響きが客観的、理知的で、どこか静寂や寂寥感(せきりょうかん)を伴う言葉。

カタクチイワシなどの鰓(えら)に藁や竹串を通して干したもの。塩漬けしたイワシの鰓から口にかけて串などを通し、数匹を束ねて干す。目に通すのが「目刺」、鰓に通すのが「頬刺」。冬の乾燥した気候で作られ、春に食べ頃を迎える。昔からの庶民の味である。「目刺」の傍題。

家、山林などが焼けること。冬は空気が乾燥し強風の日が多く、また防寒のためにストーブや炬燵等火気を使うので火事が多くなる。江戸時代には「火事と喧嘩は江戸の華」と言われたが、冬の季語として定着したのは明治時代以降。

春の夕日がなかなか沈まず、夕暮れ時が永くなること。冬の短い日中とは異なり、太陽が傾くのが遅く、のどかでゆったりとした時間が流れる。「遅日(ちじつ)」の傍題。なお、実際に最も日暮れが遅くなるのは夏至(げし)の頃。
