「葱」は中国原産のユリ科ネギ属の多年草。古い時代に日本へ導入され、栽培されてきた。品種改良にともない多くの種類があり、葱苗を植え付ける時期はネギの種類により異なる。長ネギは3~4月に苗を植え、冬に収穫するが、万能ネギなどの葉ネギの植え付け時期は主に秋になる。このようなこともあって、「葱苗植う」が春の季語として定着しているとはいえない。

「葱」は中国原産のユリ科ネギ属の多年草。古い時代に日本へ導入され、栽培されてきた。品種改良にともない多くの種類があり、葱苗を植え付ける時期はネギの種類により異なる。長ネギは3~4月に苗を植え、冬に収穫するが、万能ネギなどの葉ネギの植え付け時期は主に秋になる。このようなこともあって、「葱苗植う」が春の季語として定着しているとはいえない。

ナデシコ科の多年草。日本在来種のほか、ヨーロッパ原産の帰化植物オランダミミナグサがある。葉の形がネズミの耳に似ており、若葉が食用(菜)になることからこの名がつけられた。道ばた、畑などに自生し、晩春の頃五弁からなる白色の小花をつける。日本在来種のミミナグサは、現在では外来種のオランダミミナグサに圧倒され、道端などで見かけるのは主にオランダミミナグサの方である。

金縷梅はマンサク科の落葉小高木。黄色い花が一般的だが、「赤花金縷梅」はその変種。まだ寒さの残る早春の頃、赤又は紫褐色の紐状の花を咲かせる。雑木林などに自生するほか、庭園などに植えられる。

冬の渇水期には水量が減っていた川は、春の訪れとともに雪解け水や春雨で水嵩が増し、明るい日差しを受けて水面を輝かせる。川辺では草が萌え柳が芽を吹き、川に棲む生きものたちの活動が活発になる。

春になると様々な木が芽を吹く。四手(椣、しで)もその一つ。初夏の頃、新緑とともに垂れ下がる黄褐色の花穂(雄花)が特徴的で、しめ縄の紙垂(しで)に似ていることから、この名がある。花に先立って、仲春の頃コナラやクヌギなどとともに芽吹く。名前のある特定の木々の芽吹きを総称して「名の木の芽」というが、「四手の芽」もその一つ。
