ミカン科の常緑低木。江戸時代中期に山口県に漂着した果実の種子が起源とされ、明治時代に全国に普及。別名「夏柑」、「夏橙」。初夏の頃白い五弁花が咲き、晩秋にだいだい色の実がなる。そのまま採らずに翌年の初夏までおくと、樹上で熟して食べ頃になる。果実は大型で皮は厚く果肉は多汁で酸味が強いのが特徴。



ミカン科の常緑低木。江戸時代中期に山口県に漂着した果実の種子が起源とされ、明治時代に全国に普及。別名「夏柑」、「夏橙」。初夏の頃白い五弁花が咲き、晩秋にだいだい色の実がなる。そのまま採らずに翌年の初夏までおくと、樹上で熟して食べ頃になる。果実は大型で皮は厚く果肉は多汁で酸味が強いのが特徴。



「春雷(しゅんらい)」は立春以降発生する雷のこと。日本列島やその沿岸を通過する低気圧の寒冷前線付近に積乱雲が発達して雷を起こす。
掲句は近くの神社の鳥居に掛かっている藁の大蛇(おろち)を詠んだもの。毎年大晦日の夜には、大蛇に模した藁縄を鳥居に飾る「若〆神事」が行われる。翌朝は、新しい藁縄の匂いを嗅ぎながら新年の願いごとをする。昔、境内の御神木に白蛇が棲み、これを見た参詣の人や境内で遊ぶ子供が原因不明の高熱や病に罹るため、毎年新しくお姿を作り替えお祭りするので災のないようにお願いしたところ、現われなくなったとの言伝えがあるという。近年失われつつあるこうした身近な土俗的行事もできる限り句に詠んでいきたいと思っている。令和2年作。
立春を過ぎてようやく春の兆しがそこここに感じられる頃、再びぶり返す寒さのこと。「冴返る」の傍題。暖かい空気と冷たい空気が出合ったときにできる温帯低気圧は温暖前線と寒冷前線を伴って日本付近を通過する。温暖前線が通過したあとは春一番に代表されるような暖かい南寄りの風が吹いて気温が上がる一方、寒冷前線が通過したあとは冷たい北寄りの風が吹いて気温が下がる。この寒冷前線が通過した後の状態が「寒戻り」。桜の咲く頃であれば「花冷え」などともいう。

「梓(あずさ)」はカバノキ科の落葉高木。本州、四国及び九州の山地に分布する。別名「ミズメ」。古来、儀式で巫女が使う梓弓の材料となった。木に含まれる独特の香りに魔除け効果を期待したとされる。冬には葉を落としきって枯木となる。

春になって身につける衣服のこと。パステルカラーの淡い色合いの服が目立つが、黒やグレーの色調であっても、素材は春らしい軽快なものが用いられる。着ぶくれていた冬の重い衣装から解き放たれ、心も軽々と浮き立つようである。「春服」ともいう。
