冬を海で過ごした鮎は、晩春の頃、体長4~6センチほどに育って川を遡上する。その頃の鮎のこと。鮎はその後、初夏から夏にかけて川で10~15センチほどに成長し、成魚となって縄張りを持つようになる。海から川へ遡上しはじめたばかりの鮎が「稚鮎(ちあゆ)」(春季)。

冬を海で過ごした鮎は、晩春の頃、体長4~6センチほどに育って川を遡上する。その頃の鮎のこと。鮎はその後、初夏から夏にかけて川で10~15センチほどに成長し、成魚となって縄張りを持つようになる。海から川へ遡上しはじめたばかりの鮎が「稚鮎(ちあゆ)」(春季)。

中国原産のミズキ科の常緑高木。国内で普及し始めたのは2000年代以降。庭木などとして植えられる。5月から6月にかけて、枝先に白い十字架型の花(総苞片)を咲かせる。なお、近縁種である日本原産の落葉性の山法師(やまぼうし)は夏の季語として定着している。

糊空木(のりうつぎ)の園芸品種。初夏から夏にかけてライムグリーンの円錐状の花を咲かせる。花期は長く、秋にかけて白からピンクへとゆっくりと花色が変化していく。原種の糊空木は日本や東アジア原産のユキノシタ科アジサイ属の落葉低木。山地に自生し、7月から8月にかけて額の花に似た白い花をつける(別名「さびたの花」)。なお、本品種については、歳時記に掲載されていない。

梅雨の時期に、分厚く垂れ込めた雲が空を覆い尽くしていること。「梅雨空(つゆぞら)」の傍題だが、生活に寄り添ったリアルな情緒を感じさせる和語の「梅雨空」に対して、「梅天」には、漢語の引き締まった響きがあり、この世全体を支配するような重苦しく壮大なニュアンスがある。

梅雨が始まること。「入梅」と「梅雨入(つゆいり、ついり)」はどちらも梅雨の始まる時期を指すが、「入梅」が立春から百二十七日目の6月11日頃に当たる暦の上の固定日(雑節)であるのに対し、「梅雨入」は実際の天候に基づく梅雨の始まりのこと。気象庁により梅雨入り宣言が出される。
