梅が咲いている月夜のこと。春先のほんのり潤った月光が冷え冷えと梅の花を照らし出す。月光に誘い出されたかのように、梅の香が辺りに満ちる。梅はバラ科サクラ属の落葉高木で、開花時期は早春の頃。葉に先立って咲く花には気品ある香りがある。「梅」(春季)の傍題。

梅が咲いている月夜のこと。春先のほんのり潤った月光が冷え冷えと梅の花を照らし出す。月光に誘い出されたかのように、梅の香が辺りに満ちる。梅はバラ科サクラ属の落葉高木で、開花時期は早春の頃。葉に先立って咲く花には気品ある香りがある。「梅」(春季)の傍題。

イタヤガイ科の二枚貝。北海道や東北地方の太平洋岸の砂地の底に生息する。2枚の貝殻を、帆掛け船が帆を立てながら海面を走る姿に見立ててこの名があるという。主として貝柱を賞味し、生食、焼き物のほか、缶詰や干物にする。貝殻は扇のような美しい形をしているため、細工物にも多く使われる。

硬骨魚目フグ科の海魚の総称。秋から春にかけても獲れるが、美味なのは冬季。多くは肝臓と卵巣に猛毒を持つ。多くは食用で、てっちり(河豚ちり)、てっさ(河豚のさしみ)、河豚汁などとして食される。虎河豚、赤目河豚、箱河豚などその種類は多く、特に虎河豚は美味。

春に営巣期を迎えた鵙のこと。秋の鋭い叫喚とは異なり、この時季の雄は縄張りを訪れる雌にやさしい鳴き声でささやくように求愛する。雲雀など他の小鳥の声を織り交ぜることもある。番になると、雌は、雄に子供のように甘えて餌を求める。なお、「鵙の高鳴き」としてよく知られている鋭い鳴き声は、秋から冬にかけて縄張りを主張するためのもので、単に「鵙」といえば秋の季語。

イワシ、イカナゴ、ウナギなどの稚魚で、太平洋沿岸で多く水揚げされる。白く透明だが、水揚げ後数時間で色が変わってしまう。生食するほか、茹でたり(釜揚げ白子)、天日に干したり(白子干)して食べる。「白子干」は春の季語になっている。なお、白子(しらこ)は主に魚類の精巣を食材とする際の呼び名で、白子(しらす)とは別物なので紛らわしい。
