サンマ科に属する海魚。北太平洋に広く生息する。夏季はオホーツク海方面で回遊し、成魚になると秋に産卵のために寒流(親潮)に乗って東北、関東沖を通過し、近畿・九州沖までに南下する。塩焼きにして食べるのが一般的で、秋の代表的な味覚の一つ。2020年頃から漁獲量が急減して値段が高騰したことは記憶に新しい。

日本等原産のキジカクシ科ツルボ属の多年草。全国の日当たりのいい野原、畑、道端の草地などに自生。初秋の頃、花茎を伸ばして薄い紅色の花を総状につける。別名の「参内傘(さんだいがさ)」のほか数多くの地方名がある。歳時記には掲載されていない。

ナデシコ科センノウ属の多年草。日本の固有種で、本州・四国・九州の山地の林下などに自生する。晩夏初秋の頃、朱赤色の五弁花を咲かせる。節がふくらんで暗紫色を帯びること、また、花が園芸植物の仙翁花(せんのう)に似ることからこの名がついた。秋の季語になっている中国原産の園芸植物「仙翁花」とは別の植物だが、雰囲気が似ていることから「仙翁花」として詠むことも可能だろう。

秋に立つ虹のこと。虹は四季を通じて見られるが、夏、夕立の後などに立つ色鮮やかな虹に比べて、秋の虹は色淡く、はかなく消えてゆく。単に「虹」といえば夏の季語。


8月26、27日両日におこなわれる山梨県富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社と境内社諏訪神社の両社の祭礼。26日は神事のあと神輿2基が町内を巡行し、夕刻、町筋の家々に立てられた大松明(たいまつ)と井桁に組んだ松明に火がつけられる。この時、富士登山道の山小屋でも篝火が焚かれる。翌日27日は神輿が神社に帰って祭りは終る。富士山の火を鎮めるための祭と言われる。
