晩秋の頃の急に身に迫る冷やかさをいう。「荒(すさ)ぶ」「すさむ」(物事が勢いのまま進んで、荒れ衰える意)から出た言葉。『枕草子』には、〈昼吠ゆる犬、春の網代、三四月の紅梅の衣、牛死にたる牛飼、乳児亡くなりたる産屋、火おこさぬ炭櫃、地火炉。博士のうち続き女児生ませたる。方違へに行きたるに、あるじせぬ所。まいて節分などは、いとすさまじ〉とある。しらけた気分を表す「すさまじ」がその後「冷まじ」と表記され、季語として使われるようになった。

晩秋の頃の急に身に迫る冷やかさをいう。「荒(すさ)ぶ」「すさむ」(物事が勢いのまま進んで、荒れ衰える意)から出た言葉。『枕草子』には、〈昼吠ゆる犬、春の網代、三四月の紅梅の衣、牛死にたる牛飼、乳児亡くなりたる産屋、火おこさぬ炭櫃、地火炉。博士のうち続き女児生ませたる。方違へに行きたるに、あるじせぬ所。まいて節分などは、いとすさまじ〉とある。しらけた気分を表す「すさまじ」がその後「冷まじ」と表記され、季語として使われるようになった。

渋柿を日に干したもの。柿の皮を剥き、細縄に吊るし、日当たり・風通しのよい軒下などに干す。三週間ほどで表面に白い粉が噴き出す。干すことで渋みが抜けて甘くなる。「吊し柿」「干柿」という呼び名の方が一般的。

晩秋に咲くように栽培される菊。地味な中菊や小菊が多い。晴れ上がった日、畑や庭の隅などに蟠っている晩菊は、花に葉にびっしりと露が降りて、鮮やかな花色を呈する。

イネ科の多年草。各地の山野や丘陵地の草地に自生する。秋に上部の葉の腋から花穂を出す。オガルガヤとメガルガヤがあるが、近年、それらに加えて、北米原産のメリケンカルガヤ(下の写真)が日本へ侵入し、分布を拡大している。なお、刈萱、茅萱(ちがや)、芒(すすき)などを総称して「萱(かや)」といい、いずれも秋の季語。

熱帯アジア原産のショウガ科の多年草。別名「薑(はじかみ)」。日本には古くから伝わり、栽培されている。秋、淡黄色で多肉の根茎が大きくなり、それを収穫する。生食・香辛料・薬味などの食用になる。なお、7月頃に採った若い根を「新生姜」といい、夏の季語。
