キク科の越年草。全国の藪や林縁などに自生する。タバコに似た葉を付ける直立した茎の先端から、横に枝を長く伸ばし、初秋の頃上部の葉腋に柄のない黄色の頭花を下向きにつける。なお、歳時記には掲載されていない。

「車輪梅(しゃりんばい)」は日本や朝鮮半島原産のバラ科の常緑低木。主として暖地の海岸近くに自生するほか、街路樹や公園樹として利用される。5月頃に梅に似た白い五弁花を咲かせた後、秋に実をつけ、晩秋の頃黒紫色に熟れる。なお、歳時記には掲載されていない。

櫨(はぜ)の木はウルシ科の落葉高木。秋の紅葉が美しく庭木として植えられるほか、果皮から蝋をとるためにも栽培される。秋に大豆ほどの卵形の実が生り、熟れると緑色から濁ったような黄色に変色する。なお、「櫨ちぎり」(秋季)は櫨の実から蝋をつくるため、熟れた櫨の実を収穫すること。

秋の寒冷前線に沿って起こる雷は激しい雨を伴うことが多く秋の気配を深める。「秋雷(しゅうらい)」ともいう。雷は夏に最も多く起こるので、単に「雷」といえば夏の季語。

榎(えのき)はニレ科エノキ属の落葉高木。本州以南の山地に自生する。初夏の頃淡黄色の花を咲かせた後、直径7ミリくらいの球形の実が生り、晩秋の頃黄赤色に熟す。小鳥が好んで群がる。
