寒さが去って、河川や湖沼の水が温かくなること。土手の草は青み、水草は芽を出し、蛙は冬眠から覚め、水底に潜んでいた鮒などの魚が動き出す。生き物たちの活動が活発になるにつれて、水は温かみを増し、どことなく濁ってくる。

寒さが去って、河川や湖沼の水が温かくなること。土手の草は青み、水草は芽を出し、蛙は冬眠から覚め、水底に潜んでいた鮒などの魚が動き出す。生き物たちの活動が活発になるにつれて、水は温かみを増し、どことなく濁ってくる。

キク科の多年草。日当たりのよい山野に自生し、夏には丈が1メートルにもなる。葉には菊の葉のような切れ込みがあり、裏面には白い綿毛が密生する。香りのある若葉を摘み、餅に搗き込んで草餅にする。また、丈が伸びたものは艾(もぐさ)の材料となる。「蓬摘む」も春の季語。

蟇(ひき)はヒキガエル科のカエル。本州、四国、九州の山野に棲息し、ときには人家の庭に棲み着いているものもある。蜘蛛や昆虫、ミミズなどを捕食し、冬は冬眠する。仲春の頃、冬眠から覚めて地上に出た後、沼や池に紐状の卵を産む。単に「蟇」といえば、夏の季語。

曇りがちな春の天候のこと。花曇と同様の意味だが、花時に限らず用いられる。明るい春にあって憂いを帯びた陰りを感じさせる季語。陸游の「春陰雨に成り易く、客病(かくへい)寒さを禁ぜざる」(「春雨詩」)などの漢詩に由来する。

バラ科サクラ属の落葉高木。山地に自生するほか、庭木などとして植えられる。3月ごろ、葉より先に、淡紅色の一重の花を咲かせる。姥彼岸(うばひがん)、江戸彼岸、東 (あずま) 彼岸などの別名もある。

