雪や霜が解ける春先、特に太平洋沿岸では大地がからからに乾く。そこに強い風が吹くと塵や埃が舞い立つ。ときには空が黄色く濁り、視界をさえぎるほどだ。この現象は春以外にも見られるが、春は埃や塵が舞い立ちやすいことから、「春塵」「春埃」など春の季語になっている。

雪や霜が解ける春先、特に太平洋沿岸では大地がからからに乾く。そこに強い風が吹くと塵や埃が舞い立つ。ときには空が黄色く濁り、視界をさえぎるほどだ。この現象は春以外にも見られるが、春は埃や塵が舞い立ちやすいことから、「春塵」「春埃」など春の季語になっている。

山桜桃(ゆすら)は中国原産のバラ科の落葉低木。庭園などに植えられる。3、4月に、葉とともに白又は淡紅色の小さな五弁花を咲かせる。6月頃サクランボに似た赤い実が熟す。花が梅に似ていることから「ゆすら梅」とも呼ばれる。

春分と秋分とをそれぞれ中日として、その前後3日間ずつ、計7日間をいい、この期間に行う仏事を「彼岸会」という。「彼岸」は、凡俗の生死流転の世界(此岸)から悟りの境地(彼岸)に到るの意。春と秋の年2回巡ってくるが、俳句で単に「彼岸」といえば春の彼岸をいい、秋は「秋彼岸」という。この頃になると、「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように寒さも収まってくる。寺院や墓所に参り、法会を行う。

牡丹(ぼたん)は中国原産のボタン科の落葉低木で、奈良時代に渡来。寒さに強く、冬の間から地中で活動を始め、早春に芽が膨らむ。朱色の太い芽が炎のように動き出すさまは、春の到来を教えてくれるものの一つ。

冬の間枯れたように見えていた草が萌え出して、再び青々とよみがえってくること。主として多年草に見られる光景。「駒返(こまがえ)る」は年老いたものが若返ること。
