立春を過ぎて見掛ける鶫。鶫はヒタキ科ツグミ類の野鳥で、晩秋の頃大群で日本海を渡ってやって来る冬鳥。種類も多く胸に黒褐色の斑点がある。山林や田園で冬を過ごし、日本に居る間はほぼ単独行動。晩春の頃仲間を呼び集めてシベリアの繁殖地へ帰る。春の薄暮の中から聞こえてくる鶫のやさしい鳴き声は、地味だが味わい深く、日本の地に別れを告げているようにも聞こえる。単に鶫といえば秋の季語。

立春を過ぎて見掛ける鶫。鶫はヒタキ科ツグミ類の野鳥で、晩秋の頃大群で日本海を渡ってやって来る冬鳥。種類も多く胸に黒褐色の斑点がある。山林や田園で冬を過ごし、日本に居る間はほぼ単独行動。晩春の頃仲間を呼び集めてシベリアの繁殖地へ帰る。春の薄暮の中から聞こえてくる鶫のやさしい鳴き声は、地味だが味わい深く、日本の地に別れを告げているようにも聞こえる。単に鶫といえば秋の季語。

春の夜潤むように見える星のこと。冬の間中天を占めていたオリオン座やスバルに替わって、春になると獅子座や北斗七星が目立ってくる。大熊座・蟹座・海蛇座・乙女座・牛飼座などが春の夜空を巡る。水蒸気のために緩んだ夜気の中で、星々はやわらかな光をまとう。

梅が咲いている月夜のこと。春先のほんのり潤った月光が冷え冷えと梅の花を照らし出す。月光に誘い出されたかのように、梅の香が辺りに満ちる。梅はバラ科サクラ属の落葉高木で、開花時期は早春の頃。葉に先立って咲く花には気品ある香りがある。「梅」(春季)の傍題。

春に営巣期を迎えた鵙のこと。秋の鋭い叫喚とは異なり、この時季の雄は縄張りを訪れる雌にやさしい鳴き声でささやくように求愛する。雲雀など他の小鳥の声を織り交ぜることもある。番になると、雌は、雄に子供のように甘えて餌を求める。なお、「鵙の高鳴き」としてよく知られている鋭い鳴き声は、秋から冬にかけて縄張りを主張するためのもので、単に「鵙」といえば秋の季語。
