朝立つ霞。「霞」は春の山野に立ち込める水蒸気のこと。空気中に広がった微細な水滴やちりが原因で、空や遠景がぼんやりと見える。万物の姿がほのぼのと薄れて春らしい景色となる。ただし、気象学的に明確な定義がある訳ではない。霧や靄だけでなく、黄砂や煙霧などによって景色がぼんやりと霞んで見える場合も含めて「霞」という。同じ現象を夜は「朧」とよぶ。

朝立つ霞。「霞」は春の山野に立ち込める水蒸気のこと。空気中に広がった微細な水滴やちりが原因で、空や遠景がぼんやりと見える。万物の姿がほのぼのと薄れて春らしい景色となる。ただし、気象学的に明確な定義がある訳ではない。霧や靄だけでなく、黄砂や煙霧などによって景色がぼんやりと霞んで見える場合も含めて「霞」という。同じ現象を夜は「朧」とよぶ。

オーストラリア原産のキク科の一年草。別名「ローダンセ・ヘリプテラム」。我が国へは明治以降に渡来。草丈は50センチくらい。茎は硬く、線形の葉は互生する。4月頃、茎の先端に一つずつ、白またはピンクの菊に似た花をつける。切り花やドライフラワーなどに利用する。

冬の凍てついた大地が春暖で解けゆるむこと。寒さの厳しい地方の人々の生活実感から生まれた言葉。北国の凍てついた大地は、冬の間は掘り返すことができない硬さだが、凍解により柔らかな春泥に様変わりする。春の訪れを喜び安堵する北国の人々の表情が見えてくる。

広島原産のミカン科ミカン属の常緑低木。単に「八朔」ともいう。ブンタン類と他の柑橘類との交雑種とされ、暖地に広く栽培される。陰暦8月朔日頃から熟し始めることからこの名がある。初夏の頃白い花を咲かせ、冬から春にかけて収穫される。果汁が少なく酸味は弱い。なお、春に収穫される柑橘類には、松山の「伊予柑」、広島の「八朔柑」、和歌山の「三宝柑」などがある。

秋に北から日本に渡ってきた雁や鴨などの渡り鳥が、春、再び北の繁殖地へ帰る頃の曇り空のこと。渡り鳥が群れをなして飛び去ったあとのどんよりした空には、一抹の淋しさがある。その頃の雲を「鳥雲」、その頃吹く風を「鳥風」という。また、「鳥雲に入る」は北方に帰る渡り鳥が、雲間はるかに見えなくなること。
