冬季の乾燥と春の強風により砂埃が舞うこと。冬に降った雪や霜が溶けて地面が乾き、そこへ春の強風が吹くことで、砂塵や埃が舞い上がる。「春塵(しゅんじん)」と同義だが、都会の雑踏や、光の中に舞う微細な塵など、都会的な風景や乾いた情景によく合う「春塵」に対して、「春埃」はより身近で生活感のこもった言葉。「春塵」の傍題。

冬季の乾燥と春の強風により砂埃が舞うこと。冬に降った雪や霜が溶けて地面が乾き、そこへ春の強風が吹くことで、砂塵や埃が舞い上がる。「春塵(しゅんじん)」と同義だが、都会の雑踏や、光の中に舞う微細な塵など、都会的な風景や乾いた情景によく合う「春塵」に対して、「春埃」はより身近で生活感のこもった言葉。「春塵」の傍題。

北アメリカ原産のオオバコ科の越年草。1940年代頃日本に定着・帰化したとされる。4月から6月にかけて道端や芝生に、薄紫の唇形の花を咲かせる。花の形が、砂浜などに自生する海蘭(うんらん)に似ていること、また、細い葉が松に似ていることからこの名がある。なお、歳時記には掲載されていない。

メバル科カサゴ属の海水魚。その全身のあばた模様から「瘡魚」とも表記するほか、地域によって多くの呼び名がある。全国の浅い岩礁域に生息する。春先から初春にかけてが旬。刺身や煮付け、唐揚げなどにする。など、手元の歳時記には載っていない。

楪(ゆずりは)は、トウダイグサ科ユズリハ属の常緑高木。東北南部以南の日本各地の山地に自生するほか、庭木などとして植えられる。春に新しい葉が生長すると、古い葉が譲るように落ちることからこの名がある。子孫繁栄の縁起物として、正月の門松や鏡餅の飾りとして使われる。2~4月に新芽が上向きに成長し、やがて新しい葉を広げる。「木の芽」の傍題。単に「楪」といえば新年の季語。

雪が残る春の富士山。「春の山」の傍題。本格的な雪解(ゆきどけ)がすすむ前であり、桜など春の景色の後ろに、霞をまとって浮び出る富士山である。晩春の頃、山肌に残雪が鳥のような形で見え(雪形)、農作業の開始を告げる。5月になると富士山の雪解けがすすみ、6月になると麓からは雪は見えなくなってくる。「雪解富士(ゆきげふじ)」は夏の季語。
