中国原産のアヤメ科の多年草。古い時代に渡来したものが野生化した帰化植物で、日本各地の山野で見られる。谷川沿いの木陰などやや湿った半日陰を好む。一日花で花の寿命は短いが、花数が多く次々に開花する。「胡蝶花」という別名は、この花の、蝶の群がり舞うような印象から名付けられたという。朝の湿りの中で、この花も目覚めたばかりの風情。

中国原産のアヤメ科の多年草。古い時代に渡来したものが野生化した帰化植物で、日本各地の山野で見られる。谷川沿いの木陰などやや湿った半日陰を好む。一日花で花の寿命は短いが、花数が多く次々に開花する。「胡蝶花」という別名は、この花の、蝶の群がり舞うような印象から名付けられたという。朝の湿りの中で、この花も目覚めたばかりの風情。

全国の山地や庭園に見られるエゴノキ科エゴノキ属の落葉高木。5~6月に純白の花が長い穂になって垂れ下がる。その花の様子を白雲に見立てたのが和名の由来。「えごの花」は歳時記に仲夏の季語として掲載されているが、同科同属の「白雲木」もほぼ同時季に咲くので、仲夏の季語として扱っていいだろう。「えごの花」と同様に、この季節の印象そのままの清潔感のある明るい花だ。

バラ科バラ属の総称。花時は初夏、次いで秋。細々と冬に咲き残っている「薔薇」もあるが、俳句で「薔薇」といえば、初夏の季語。「薔薇」は、その姿形を楽しむほか、香りを愛でる人も多い。古くから人類が品種改良を重ねてきた「薔薇」には多くの品種がある。中でも、一重咲きは野生の「薔薇」が持つ本来の花型で、楚々とした姿が印象的だ。一方、八重咲の「薔薇」の絢爛たる姿形も魅力的だ。「薔薇」には、西洋庭園がよく似合う。
下の写真は、日比谷公園の薔薇園。

下の写真の蔓性の白薔薇は、ドイツ生まれの品種「アイスバーグ」。

下の写真は、日本生まれの品種「春霞」。

下の写真は、フランス生まれの品種「パブロワ」と「サラバンド」。


下の写真は、イギリス生まれの品種「シャンパンモーメント」。

下の写真は、日本生まれの品種「ブルーグラビティ」。

下の写真は、日本生まれの品種「あおい」。

下の写真はフランス生まれの品種「ギーサヴォア」。

日本や東アジアの沼沢地に自生するアヤメ科の多年草。観賞用にも栽培される。葉は剣状で中央脈がなく、花茎は分枝せずに頂に濃紫色の花を咲かせる。花期は5、6月頃。花の姿が飛燕を思わせるところから「燕子花」と書くが、「杜若」との表記もよく見掛ける。

山野に自生するシソ科の多年草。高さは20~30センチ程。初夏に、茎の先端近いところに唇のような形をした白や紫色の花をつける。名前の由来は、一茎の花が同じ方向を向いて咲き、打ち寄せてくる波頭のようにみえることから名づけられたという。種を蒔いた訳でもないのに、庭先や路傍に咲いているのを見掛ける。繁殖力が強いのだろう。
