二十四節気の一つで、陽暦5月5、6日頃。「穀雨」と「小満」の間に位置するこの日をもって、暦の上では夏となる。草は丈を伸ばし、木々の若葉が目に鮮やかな季節だ。風も、葉を広げたばかりの草木の匂いをどことなく含んで、薫るように感じられる。人々の装いも軽やかになり、街中には氷旗が立ち、夏が来たことを実感させる。

二十四節気の一つで、陽暦5月5、6日頃。「穀雨」と「小満」の間に位置するこの日をもって、暦の上では夏となる。草は丈を伸ばし、木々の若葉が目に鮮やかな季節だ。風も、葉を広げたばかりの草木の匂いをどことなく含んで、薫るように感じられる。人々の装いも軽やかになり、街中には氷旗が立ち、夏が来たことを実感させる。

スイカズラ科の常緑蔓性木本で、各地の平地から山野の野原、土手、山林によく見られる。花期は初夏で、葉腋から2つずつ並んで咲き、甘い香りをただよわせる。咲き始めの花は白色をしているが、受粉するなどして徐々に黄ばむ。

ミズキ科の落葉高木で、樹高10メートルを超えるものもある。山野に自生するが、庭園や街路沿いにも見掛ける。花期は6~7月で、白い花弁のように見えるのは4枚の総苞片であり、その芯に緑黄色の細かい花を密生する。中心の球状の花を僧侶の頭、白い総苞片をその頭巾に見立て、頭巾を被った僧のようだということで、この名があるという。秋になると実が紅熟して食用になる。

ケシ科の一年草。観賞用に栽培されるが、近ごろは野生化し、路傍や中央分離帯など、どこにでも見られる。ヨーロッパ原産だが、江戸時代に渡来した。蕾は最初は下向きで、咲くときに顔を上げ、5月頃、紅、桃色、白色などの四弁花を咲かせる。園芸種には八重咲もある。「虞美人草」とも呼ばれる。
下の写真は、雛罌粟と罌粟坊主が入り交じって風に揺れているところ。

歳時記に晩夏の季語として掲載されている「独活の花」はウコギ科の多年草であるのに対し、「花独活」は、セリ科の多年草で、初夏に白い小さな花を笠のような形に密集して咲かせる。葉や茎がウコギ科の独活に似ていて、独活よりも美しい花をつけることからこの名がついたという。「花独活」は一般の歳時記には掲載されていないが、初夏の山野を歩いていると、否でも目を引く花の一つだ。
