梅は、花の後小さな青い実を結び、5~6月にかけてふくらんでくる。やがて黄熟して甘酸っぱい香りを放つ実梅となる。熟す前の青々とした実が「青梅」。梅酒は、まだ固い青梅をホワイトリカーや焼酎に漬け込んで作る。一方、梅干しを作るには、黄ばんだ完熟梅を用いる。梅雨の頃、スーパーの青果売り場に並ぶ青梅は、ひと際目を引く青さだ。

梅は、花の後小さな青い実を結び、5~6月にかけてふくらんでくる。やがて黄熟して甘酸っぱい香りを放つ実梅となる。熟す前の青々とした実が「青梅」。梅酒は、まだ固い青梅をホワイトリカーや焼酎に漬け込んで作る。一方、梅干しを作るには、黄ばんだ完熟梅を用いる。梅雨の頃、スーパーの青果売り場に並ぶ青梅は、ひと際目を引く青さだ。

麦は、コムギ、オオムギ、ライムギ、エンバクなどの総称。中央・西アジアの乾燥地帯が原産で、コムギ、オオムギは人類が農耕を始めたときからの最も歴史の古い作物であり、日本へも大陸から伝来して、栽培が始められた。晩秋に蒔かれた麦は、冬を越し春に育って、翌年の初夏には黄ばんで成熟する。俳句で「麦」といえば、黄熟した初夏の麦畑を思い浮かべる。「麦の秋」「麦秋」は、麦の刈り入れ間際の頃をいう時候の季語。

「緑雨」は「夏の雨」の傍題。夏に降る雨一般を総称して「夏の雨」というが、やや漠とした印象を与えることは否めない。その点、「緑雨」と表現することで、雨の特徴や個性がよりはっきりするように思う。雨に濡れて目に一層鮮やかな草木の緑も見えてくる。

桜は花の後、青い実を結ぶ。5~6月にかけて、その実が赤く、そして黒紫色に熟れる。桜桃(サクランボ)と違い、酸味や苦みが強くて生食には不向きだ。青→赤→黒紫という実の色の変化が、季節の推移を感じさせる。

本州、四国、九州に分布し、山地や深山に生える野生の多年草。ボタン科ボタン属に分類され、和名の由来は、山に自生しており、中国から渡来した芍薬に葉の形や蕾が似ているところからきている。春に発芽し、初夏に、白い5弁の花を茎の先に1輪咲かせる。2~3日で散る短命花。一般的な歳時記には掲載されていない。
