スズメ目ヒバリ科の留鳥。各地の麦畑や牧草地、河川敷などに生息する。春の繁殖期には、草地や畑地などに皿型の巣を作り、卵を産む。オスは空中高く舞い、甲高く囀って縄張りを主張したり、メスにアピールしたりする。

スズメ目ヒバリ科の留鳥。各地の麦畑や牧草地、河川敷などに生息する。春の繁殖期には、草地や畑地などに皿型の巣を作り、卵を産む。オスは空中高く舞い、甲高く囀って縄張りを主張したり、メスにアピールしたりする。

日本等原産のアブラナ科イヌナズナ属の越年草。ナズナ(ぺんぺん草)と似ているが別種の草で、苦みがあり食用には適さない。春先にナズナと形状が似た黄色い花を咲かせる。ナズナの実は三味線の撥(バチ)のような形をしているが、イヌナズナの実は細長い。なお、歳時記には掲載されていない。

ヒタキ科の鳥類。オスは背が黒く胸が鮮明な黄色。メスは全体が地味なオリーブ褐色。4月頃、東南アジアから夏鳥として渡来し、全国の低地から山地までの広葉樹林に生息する。飛んでいる昆虫等を空中で捕食する。繁殖期は5月~7月。

秩父山塊六月の襞に雪 直人
「六月」はほぼ梅雨の時期に重なる。長雨で身辺がじめじめする季節であるが、稲作に貴重な水をもたらしてくれる。山は瑞々しい緑におおわれ、夜は蛍が飛び、紫陽花や梔子などが咲く。
掲句は6月の「秩父山塊」を詠んだ作品。「秩父山塊」は関東山地の中心部をなす山々。作者の郷里の北に聳つ山々の連なりだ。その山塊の襞々は、6月に入っても雪をとどめているという。表現内容は簡明だが、「六月の襞に雪」との朴直で直截な表現が句の力になっている。一読、山容の厳しさと風土の手触りが伝わってくる。平成23年作。『風の空』以後。
「梅」は、中国原産のサクラ属バラ科の落葉小高木又は落葉高木。日本の各地で広く栽培され、早春の寒気の残る中、百花に先駆けて咲く。一般的に「梅」と言えば白梅を指すことが多い。
掲句は、朝日を受けて咲く梅の花を詠んだ作品。上五は「あかつきの」「あけぼのの」などと推敲を重ねたが、朝の太陽を表す「朝日子(あさひこ)」という古語があることに気づいて、現在の形になった。朝日の「光芒(こうぼう)」を表現することで、朝方の大気の引き締まった感じが出せないかと考えた。「光芒」は、細長く伸びる一筋の光のこと。令和8年作。