「狐薊(きつねあざみ)」はキク科の一年草で、本州以南の野や道端に自生する。晩春の頃、薊(あざみ)に似た薄紫色の花をつけ、5、6月にはタンポポのようなふわふわとした絮(わた)となる。風で遠くへ種を運ぶための綿毛である。なお、歳時記には掲載されていない。

「狐薊(きつねあざみ)」はキク科の一年草で、本州以南の野や道端に自生する。晩春の頃、薊(あざみ)に似た薄紫色の花をつけ、5、6月にはタンポポのようなふわふわとした絮(わた)となる。風で遠くへ種を運ぶための綿毛である。なお、歳時記には掲載されていない。

昼間の暑さが収まった後、煌々と照る月や澄んだ夜空に心地よい涼しさを覚えること。一日の暑さが去った後の束の間の安堵感である。「夏の月」の傍題。

「原爆忌」は、8月6日に広島市に、続いて同月9日に長崎市に原爆が投下された日。それぞれ「広島忌」「長崎忌」などともいう。原子爆弾の犠牲者を追悼し、平和を祈る。
掲句は、極暑の日々の中を巡って来る原爆忌を詠んだ作品。暦の上では立秋の前後とはいえ、原爆忌の頃はまだまだ太陽は衰えを見せない。昼間日差しに熱せられた地面の火照りは翌朝になっても冷めず、近くの公園では朝早くから蝉が盛んに鳴いた。原爆が投下された当日の広島や長崎も、こんな極暑の最中だったのだろう。平成18年作。『春霙』所収。
アメリカ原産のキク科の一年草又は多年草。明治時代に日本に導入され、花壇などで栽培されている。品種によっては野生化しているものもある。和名は「天人菊」。夏から秋にかけて、赤や黄色、オレンジなどの花を咲かせる。なお、歳時記には掲載されていない。

「紫式部」は、日本原産のシソ科ムラサキシキブ属の落葉低木。北海道南部から九州までの平地から山地にかけて広く自生する。6月の頃、淡い紫色の小さな花を咲かせる。俳句で単に「紫式部」と言えば、晩秋に鮮やかに色づく紫色の実を指す。
