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俳句の庭

  • 明易き身の冷ゆるまで山迫り

    10月 14th, 2025

    「明易し(あけやすし)」は夏の夜が早く明けること。多くの歳時記では、「短夜(みじかよ)」の傍題としている。「短夜」が夜の短さを言うのに対し、「明易し」には夜が急いで明けていくことへの感慨や、夜明けの早さを惜しむ気持ちが込められている。

    掲句は南仏旅行中の一句。シャモニー近郊のセルボ村のコテージは、正面にモンブラン山系の山々を望むロケーションにあった。毎朝目を覚まして外のデッキに立つと、今日の空の機嫌はどうだろうかと、雪を被ったままの山々に目を向けた。東から昇ってくる太陽が、それらの山々を真横から輝かし始めた。夏の朝の冷え冷えとした空気が身を包んだ。令和7年作。

  • 花烏賊(はないか)

    10月 14th, 2025

    桜の咲く頃獲れるコウイカやアオリイカなどの烏賊のこと。春に内海に集まり、海藻や流木などに葡萄の実のような卵を産みつける。コウイカは大量にスミを吐くので、関東ではスミイカとも呼ばれる。海底の砂泥近くに棲息する。なお、「烏賊」は、頭足類・十腕類の総称で、10本の腕を持つ海の生き物。俳句で単に「烏賊」と言えば、夏の季語になる。下の写真はコウイカ。

  • 秋祭

    10月 14th, 2025

    秋季に行われる祭のこと。本来は、豊作祈願の「春祭」に対して、収穫を神に感謝する趣旨で行われるのが「秋祭」。稲刈り等の農作業を 終えた後、新穀を供えて神に感謝し、田の守護をしてくれた神が山に帰るのを送る。「在祭(ざいまつり)」「村祭」「里祭」などともいう。近年、都市部などでは収穫感謝の意味合いは薄れてきており、北海道のまりも祭り、岩手県の盛岡秋まつり、大阪府の岸和田だんじり祭など、行事的感覚で様々な「秋祭」が開催されている。

  • 青林檎濡らして上がる山の雨

    10月 13th, 2025

    「青林檎(あおりんご)」は7月頃から出荷される早生種の林檎。果皮が青く果肉は酸味が強い。丸ごと齧 ったときの口中に広がる清涼感は夏のもの。熟す前のまだ青い状態の林檎を指すこともあるようだ。単に「林檎」といえば秋の季語。

    掲句も南仏旅中の作品。シャモニー近郊のセルボ村の村内には、至る所で林檎やプラムが青い実をつけていた。無花果(いちじく)や榛(はしばみ)の実も見かけた。モンブラン山系の山々が雲間から顔を出す雨上がりには、それらの青い実が初々しく、色鮮やかに目に沁みた。令和7年作。

  • 浦菊(うらぎく)

    10月 13th, 2025

    キク科の一年草又は二年草。別名「浜紫苑(はましおん)」。太平洋沿岸の海岸や河口の湿地に自生する。葉は細長くきょ歯がないので他のキク科の植物と区別できる。開花期は8~11月で、花色は淡い紫、紫、ピンク、白など。なお、歳時記には掲載されていないが、山野に咲くキク科の仲間であることから、「野菊」(秋季)として詠むことはできるだろう。

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