
1月6日の朝、日の出を浴びている医療センター前庭の枯銀杏。「朴直」という言葉が思い浮かぶようなその姿をしばらく眺めた。樹齢は不明だが、それなりの年数を経た古木。

1月6日の朝、日の出を浴びている医療センター前庭の枯銀杏。「朴直」という言葉が思い浮かぶようなその姿をしばらく眺めた。樹齢は不明だが、それなりの年数を経た古木。
新年に歳神様をお迎えするために供える丸い餅のこと。三方に大小2つの鏡餅を重ね、橙、伊勢海老、裏白、昆布、串柿などで飾るのが一般的。古代日本で神が宿る神聖なものとされてきた鏡の形に似ていることがその名の由来という。鏡開きは、元々は小正月後の1月20日に行われていたが、現在は1月11日に行われることが多い。

元日のまだ夜が明けきらない空で鳴く鴉(からす)。その真っ黒な姿も声も不気味で不吉な印象を与え、また、住宅街のゴミなどを漁る嫌われ者だが、元日の静寂な早朝に響き渡る鴉の声は、清々しさと生命感を感じさせる。「初鴉」は古くから瑞兆とされてきた。

「初句会」は新年になって初めて行われる句会のこと。月の例会がそのまま「初句会」となる場合が多い。参加者は新鮮な気持ちで句座に望む。蜜柑や菓子が配られるなど、新しい年を迎えた華やぎがただよう。
掲句は「初句会」の選句や披講の合い間に句友と交わした二言三言を詠んだ作品。一病を抱えているのは、年配者にはごく普通のことだが、それでも病と付き合っていると心が重くなりがちなものである。「さらりと」で、その句友の前向きな気持ちと句座の明るい雰囲気が表せていれば幸いだ。平成18年作。『春霙』所収。
西洋起源のカード遊びで、「双六」「歌留多(かるた)」などとともに、正月などに家族で遊ぶ遊戯の一つ。日本で一般に普及したのは明治時代以降。一年中どこでも遊べる遊戯なので、従来は無季の扱いだったが、近年、一部の歳時記に「歌留多」の傍題として登場した。確かに、家族が集まる炬燵などでトランプに興じるのは、正月らしい光景。
