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俳句の庭

  • 蝗(いなご)

    8月 6th, 2023

    バッタ科の仲間では中形で、体長2~4センチ。多くのものは、背部が褐色で、他は黄緑色をしている。後脚は太く長く発達し、よく跳躍する。稲を食べる害虫とされる一方で、山間地では水田から得られる重要なタンパク源として食用にもされた。漢字では「稲子」とも表記。

  • 夏柳

    8月 5th, 2023

    春に芽吹いた柳は、夏になると青々と葉を濃くし、地面や川面に長く枝垂れ、ときに細い枝を風になびかせる。川原などに自生するほか、街路樹や川辺の並木として植えられることも多い。単に「柳」といえば春の季語。

  • ばった

    8月 5th, 2023

    バッタ目バッタ科に属する昆虫の総称で、熱帯・温帯の草原や砂漠地帯に広く分布。漢字では「螇蚸」、「飛蝗」などと表記する。後脚が大きく発達していて、後脚で体長の数十倍もの距離をジャンプでき、また、翅を広げて空中を飛ぶこともできる。ハタハタやキチキチは、飛ぶときの翅の音からつけられた俗称。殿様バッタや精霊バッタなど種類が多い。

  • 鯵刺や利根大堰の遥かより

    8月 5th, 2023

    鯵刺はカモメ科アジサシ属の鳥。多くの鯵刺にとって日本は渡りのルートにあり、春と秋に旅鳥として全国各地で観察される。一方、小鯵刺は本州以南に夏鳥として渡ってきて繁殖する。海岸や川などの水辺に生息し、狙いをつけて水にダイビングして魚をとらえる。川の近くであれば、関東の内陸部でも見ることができる。

    掲句は「利根大堰(とねおおぜき)」をはるかに望んでの一句。折から利根川流域一帯は暑さに霞んだように見え、空高く翔ける鯵刺の鋭い声が夏の到来を告げているように聞こえた。平成17年作。『春霙』所収。

  • 鬼灯(ほおずき)

    8月 4th, 2023

    南米原産のナス科ホオズキ属の多年草。古くから日本に渡来し主に薬として利用されてきたが、現代では切り花、鉢物、食用として栽培されている。お盆に仏花として飾られることも多い。6月頃淡黄色の目立たない花をつけた後、萼がくが発達して大きくなり、実を包み込むように袋状になる。萼は、はじめは緑色だが初秋には美しい赤色になる。「鬼灯の花」や赤く熟する前の「青鬼灯」は夏の季語。

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