俳句で「扇」といえば、あおいで涼を取るためのもの。竹や木を骨にして、紙、絹等を張って涼し気な色彩をほどこしたものが一般的だ。
掲句は、旅中持ち歩いている扇を、涼をとるために開いたところだろう。扇を開いた瞬間、その上に眼前の東山が緑滴らんばかり。東山は京都の東に位置する温和な山々の連なりだ。夏の京都の自然美を代表する東山を詠み込んで、旅中の作者の心の弾みの感じ取れる一句。『俳壇』2023年11月号。
俳句で「扇」といえば、あおいで涼を取るためのもの。竹や木を骨にして、紙、絹等を張って涼し気な色彩をほどこしたものが一般的だ。
掲句は、旅中持ち歩いている扇を、涼をとるために開いたところだろう。扇を開いた瞬間、その上に眼前の東山が緑滴らんばかり。東山は京都の東に位置する温和な山々の連なりだ。夏の京都の自然美を代表する東山を詠み込んで、旅中の作者の心の弾みの感じ取れる一句。『俳壇』2023年11月号。
二十四節気の一つ。太陽暦では10月23日頃。朝晩の冷え込みが増し、夜間の放射冷却で霜が降りはじめるころ。露が霜に変わり、だんだんと冬が近づいてくる。

秋になって穫れる茄子。茄子は夏から秋にかけて旬を迎えるインド原産の野菜だが、単に茄子といえば俳句では夏の季語。夏の茄子は暑い時期に成長するので、強い日光を浴びて、皮が厚く実の詰まった茄子になるが、秋茄子は昼夜の気温差と穏やかな日光の中で育つので、皮が柔らかく水分を多く含んだ茄子になるという。

立冬までの約18日間をいう。霜が降り、一雨来るごとに気温が低下し、晩秋の寂しさと寒さが増してくる頃で、霜降の時期にほぼ重なる。本来、土用は四季それぞれの終わりの約18日間をさすが、単に土用といえば、俳句では夏の土用のこと。
