桔梗(ききょう)は、キキョウ科キキョウ属の多年草で、日本を含め東アジアに広く分布する。姿や色が涼やかなことから、観賞用に庭などに植えられることも多い。秋の七草の一つであり、単に「桔梗」といえば秋の季語だが、花期は7月から8月であり、盛夏の頃咲いているのを見かける。

桔梗(ききょう)は、キキョウ科キキョウ属の多年草で、日本を含め東アジアに広く分布する。姿や色が涼やかなことから、観賞用に庭などに植えられることも多い。秋の七草の一つであり、単に「桔梗」といえば秋の季語だが、花期は7月から8月であり、盛夏の頃咲いているのを見かける。

「西瓜(すいか)」はウリ科の蔓性一年草。かつては秋に多く出回ったが、今は夏のうちから店頭に並び、夏の果物との印象が強い。歳時記では秋季に分類されている。
掲句は西瓜畑に佇んで少年時を思い起こしての作品。齢を重ねた人が若かりし自分自身に出会うことは、現実にはあり得ないが、想像の中では可能だ。掲句は、「十四歳の僕」が西瓜畑のどこかに潜んでいるという。十四歳といえば子供と大人の境のような年齢。大人としての今の自分は、十四歳頃出発したとも言えそうだ。『俳句界』2024年7月号。
ミントはユーラシア大陸原産のシソ科ハッカ属の多年草(一年草のものもある。)の総称。爽やかな香りが特徴で、ペパーミント(西洋薄荷)やスペアミント(緑薄荷)などがハーブとして古くから栽培されている。夏、白又は淡いピンク色の花を咲かせる。なお、歳時記には掲載されていないが、ミントのうち日本の山地に自生する薄荷は、「薄荷の花」が秋の季語になっている。
下の写真は野生化したアップルミントの花。

中国原産のマメ科の一年草。古い時代に日本へ導入され、現在でも広く各地で栽培が行われている。品種や変種が多数ある。夏、蝶形で淡紫色の花が咲く。莢 (さや) は細長く、弓なりに曲がる。種子や若い莢は食用になる。

「夏盛ん」は「盛夏」「真夏」などとも言い、太平洋高気圧が勢力を増して梅雨前線が北に去り、梅雨が明けた頃の本格的な夏を迎えた喜びを感じさせる言葉。
掲句は少年から青年へと成長していく男の子を、真夏の明るさの中に描く。自然界の生き物たちは、成長にともない脱皮したり殻を脱いだりする。人は脱皮したり殻を脱いだりすることはないが、少年や少女たちも、生き物の命の営みの盛んな夏を通して、かつての自分の殻を脱いで一歩ずつ大人になっていく。『俳句界』2024年7月号。