葉の落ち尽くした冬の柳。葉が落ち、幹と枝だけになった柳には、寂しく寒々とした風情がある。細い枝が水面に映る様子は、一層もの寂しさを感じさせる。

葉の落ち尽くした冬の柳。葉が落ち、幹と枝だけになった柳には、寂しく寒々とした風情がある。細い枝が水面に映る様子は、一層もの寂しさを感じさせる。

河津桜、寒桜などとともに、早咲きの桜の品種の一つ。通常の桜よりも早く3月中旬から自然開花する。ビニールハウスでの加温栽培によるものが、12月下旬から市場に出回り、正月飾りや早春のインテリアとして親しまれる。細い枝に薄紅色の小ぶりな花が群がり咲く。なお、歳時記には掲載されていない。

「ヒヤシンス」はアジア原産のユリ科の球根性多年草。晩春の頃、葉の中央に茎が直立し、吊鐘形の小花を総花状に咲かせる。花壇や鉢に植えたり、水栽培にする。
掲句は眼前の「ヒヤシンス」から、脈診(みゃくしん)の指の硬さを思ったとの句意。脈診は、手首の動脈の拍動を、指で押さえながら診察することで、洋の東西を問わず行われている。かつて医師から受けた脈診の記憶は、指先の硬さ冷たさとして、作者の心に刻み込まれていたのだ。眼前の「ヒヤシンス」のまだ咲き始めの硬い印象を脈診に結び付けたのは、作者の柔軟な詩心の賜物。『俳壇』2026年2月号。
新年になって初めて使う、又は目にする暦(こよみ)。新しい年が始まることへの期待や希望が込められている。真っ白な暦の余白や新しい日付を見ることで、新年の始まりを意識する。

冬の夜空に輝く牡牛座の散開星団。「寒昴」「羽子板星」などともいう。晴れた夜なら、肉眼でも5~7個の星の集まりとして見ることができる。「すばる」はもともと集まって一つになるという意味であり、また、「統べる(すべる)」いう言葉に由来するとも言われる。『枕草子』でも「星は昴・・・」と書いているように、古くから日本人に親しまれてきた星である。
下の写真は、1月中旬の午後8時過ぎの夜空。アルデバランの右に、微かに星がぎゅっと集まったように見えるのが「すばる」(写真のほぼ中央)。
