「鍬形虫(くわがたむし)」は甲虫類クワガタムシ科の昆虫。幼虫は朽ち木を食べて成長し、成虫は夜間ナラ、クヌギなどの樹液に集まる。子供に人気のある甲虫の一つ。
掲句は、かつてクワガタムシの採集に熱中した長男のことを回想しての作。夜間行動性のクワガタムシを捕まえるには、夜樹液に集まってきたムシたちが朝散り散りになる前に捕える必要があった。夏休み期間中だったと思うが、息子は、夜が明けるのを待ちかねたように毎朝根気よく樹液の出る樹を見に行っていた。令和5年作。
「鍬形虫(くわがたむし)」は甲虫類クワガタムシ科の昆虫。幼虫は朽ち木を食べて成長し、成虫は夜間ナラ、クヌギなどの樹液に集まる。子供に人気のある甲虫の一つ。
掲句は、かつてクワガタムシの採集に熱中した長男のことを回想しての作。夜間行動性のクワガタムシを捕まえるには、夜樹液に集まってきたムシたちが朝散り散りになる前に捕える必要があった。夏休み期間中だったと思うが、息子は、夜が明けるのを待ちかねたように毎朝根気よく樹液の出る樹を見に行っていた。令和5年作。
南アフリカ原産のツルボラン科クニフォフィア属の常緑の多年草。明治時代の中頃にヨーロッパ経由で日本に渡来。初夏から秋にかけてボリューム感のある花穂を立ち上げる。花色は赤、オレンジ、黄色のグラデーション。別名「赤熊百合(しゃぐまゆり)」。

ヨーロッパ原産のムラサキ科の多年草。漢字表記では「鰭玻璃草」。明治時代に導入され、食用・薬用として栽培されていたが、その後野生化した。夏、釣鐘形の花を多数つける。花色は多くは紫だが、白、淡黄色、淡紅色のものもある。

「囀(さえずり)」は、春になって繁殖期を迎えた小鳥たちの、求愛や縄張りを知らせる鳴き声。潤いのある春空のもと、小鳥たちは高い梢などに姿を見せ、美しい声で囀り始める。
掲句は「囀」に、「割りきれぬ数美しき」との数学的な美意識を取り合わせた二物衝撃による作品。割り切れない数字、例えば11、13、17に美を感じるか否かは人それぞれだろうが、作者はそこに抽象的な美を感じ取った。折から麗らかな外界から聞こえてくる小鳥たちの生身の声。抽象的な美と小鳥たちの生身の声が響き合う。『俳句』2024年7月号。
米国中部原産のバラ科キイチゴ属の低木及びその果実で木苺(きいちご)の一種。初夏の頃花をつけた後、7月から8月上旬にかけて真っ黒に実が熟する。果実は生食も可能だが、酸味があるためジャムや果実酒にすることも多い。外来種であり、モミジイチゴ、ナワシロイチゴ、カジイチゴ、バライチゴ等日本に自生する木苺(夏季)とは趣が異なるが、「木苺」として詠むこともできるだろう。
