春の夜に大気中の水分で景色がぼんやりと潤んで見えること。昼間の「霞」に対し、夜の情景を指し、視界のぼやけた幻想的な雰囲気を表現する。谷朧、草朧、鐘朧(かねおぼろ)など、場所や状況を付けて複合語で表現することもある。

春の夜に大気中の水分で景色がぼんやりと潤んで見えること。昼間の「霞」に対し、夜の情景を指し、視界のぼやけた幻想的な雰囲気を表現する。谷朧、草朧、鐘朧(かねおぼろ)など、場所や状況を付けて複合語で表現することもある。

ホタルイカモドキ科の体長6センチ以下の小さな烏賊。腹や頭部、腕の先などに発光器を持ち、産卵期には特に美しく発光する。日本特産で、特に富山県滑川付近は産地として知られる。刺身のほか、酢味噌和えなどにする。別名「松烏賊(まついか)」「小烏賊(こいか)」。

「黄塵(こうじん)」は中国大陸の砂漠から偏西風に乗って日本へ飛来する黄砂や、春風に舞い上がる土煙のこと。空や遠くの景色が黄色く霞んで見え、地上が黄色に染まることもある。「霾(つちふる)」の傍題。
掲句は黄砂が飛来した街中を詠んだ作品。「巷塵(こうじん)」は俗世間のちり、浮世のよごれのこと。強風が吹いて、常日頃の「巷塵」に海を越えて渡って来た「黄塵」が加わったというのだ。コウジンという同音異字のリフレインが効果的だ。強風の中、街中を歩く人々の嘆きが聞こえてきそうな一句。 『俳壇』2026年4月号。
春の芽吹き前に、果樹(リンゴ、ナシ、ブドウなど)の開花や結実を良くするために、不要な枝を切り落とし形を整える作業。冬の休眠期から春先にかけて行われる。果樹に限らず、庭木の手入れ全般を指すこともある。

春に降る雨の総称。ザーっと降る激しい雨も含まれる。一方、「春雨(はるさめ)」は、春の訪れとともにしとしとと静かに降る、細く煙るような雨のことで、しめやかで繊細な、情緒的な響きを持つ。一雨ごとに葉芽、花芽がふくらみ生き物が活発に動き出す。『三冊子』では2月の初めに降る雨は「春の雨」、それ以降は「春雨」と、雨の降る時期により区別している。
