桑は、クワ科クワ属の落葉高木。日本各地の山地に自生し、また、養蚕のために広く栽培される。自生しているものは、高さ10~15メートルにもなる。春、新芽を出し早々と葉を茂らせる。雌雄異株で開花は4月頃。7月頃に果実を実らせる。「木の芽」の傍題。


桑は、クワ科クワ属の落葉高木。日本各地の山地に自生し、また、養蚕のために広く栽培される。自生しているものは、高さ10~15メートルにもなる。春、新芽を出し早々と葉を茂らせる。雌雄異株で開花は4月頃。7月頃に果実を実らせる。「木の芽」の傍題。


アブラナ科の越年草。北関東を中心に春に収穫する青菜として栽培されてきた。秋に苗を植え付け、伸びた主茎を切り取った後、わき芽を搔(か)き取って収穫する。この作業が名前の由来といわれる。あくが少なく歯ごたえがよい。地域により、芯切菜、のらぼう菜など様々な呼び方がある。全国区の野菜ではないので歳時記には掲載されていない。春の菜類の総称である「春菜」として詠むこともできるだろう。

ナイターは夜間に行う野球の試合のこと。プロ野球でナイターの試合が組まれるのは4月から10月にかけてだが、季語としてのナイターは、納涼の気分を帯びての夏の夜の試合観戦のこと。
ナイターやツキのはじめのはたゝ神 秋櫻子 秋櫻子が1960年代に出した句集『晩華』に収められている一句。歳時記にはこの句を嚆矢として9句が掲載されている。日本のプロ野球の初のナイター開催は1948年8月の巨人対中日の試合であるから、それから10余年を経て俳句に詠まれるようになったということだろう。
ナイターの強力な照明の中、家族や知人と観覧席で生ビールを啜りながら野球観戦するのは、納涼の愉しみの一つだが、歳時記の例句を見る限り、これといった作品は作られていないようだ。ナイターのもつ余りにも人工的な雰囲気の故だろうか。
「風花(かざはな)」は冬の青空に舞う雪のこと。雪雲が日本列島を縦断する山岳地帯に堰き止められて日本海側に雪が降るとき、太平洋側では「風花」が舞う。「風花」のことを、上州では「吹越(ふつこし)」と称する。加藤楸邨(しゅうそん)はこの語を好み、 吹越に大きな耳の兎かな 楸邨 などの句を作っているほか、昭和51年刊行の句集の題(『吹越』)にもしている。
歳時記には「吹越」は「風花」の傍題として出ている。歳時記に掲載されるようになったのは、昭和50年代以降だろう。一地方の方言が、佳句を得て多くの人に認知されるようになった例といえる。美しく儚い印象がある「風花」と比べて、空っ風の吹く上州の風土が色濃く表れている言葉だ。手元の歳時記の例句は、 吹越に翔ぶや風の子川烏 星眠 の一句のみだが、今後使ってみたい季語である。
南米原産のパイナップル科の常緑多年草。日本では、沖縄で栽培されている。薄紫色の花をつけた後、 晩夏の頃楕円形の果実(集合果)が生る。芳香があり、生食のほか缶詰に加工される。別名「鳳梨(あななす)」。マンゴーやパパイヤなどのトロピカルフルーツの中で、最初に日本に定着した南国フルーツ。
