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俳句の庭

  • 夏の海

    7月 30th, 2025

    照りつける太陽のもと、海はひときわ青く眩しい。波は岩礁や砂浜に白く打ち寄せる。沖には入道雲が立ち、海岸は水着の人々で賑わう。夏の海は健康的で躍動感があふれる。

  • 炎天を捲らば大笑面あらむ 奥坂まや

    7月 29th, 2025

    「炎天」は夏の太陽が座を占めて、焼け付くような空のこと。赫灼と照る太陽に輝く空は燃えるばかり。

    掲句は、炎天を捲(めく)ると、「大笑面(だいしょうめん)」が現れるだろうとの句意。「大笑面」は「暴悪大笑面」のことで、十一面観世音菩薩像が頭部に戴く11面のうち、背後に向けて破顔している面を指す。悪や悪行に対する怒りを通り越した笑いを表現しているという。「大笑面」も折りからの厳しい暑さを笑い飛ばそうとしているかのようだ。『俳句』2025年8月号。

  • アストランティア

    7月 29th, 2025

    ヨーロッパ原産のセリ科の多年草。原種からいくつかの園芸品種が作られている。夏、花茎を長く立ち上げた頂部に星のような形をした花が開花する。花色は白、ピンク、赤、淡いグリーンなど。花弁に見える部分は総苞で、中央に小さな花が集まって咲く。学名のAstrantiaはギリシャ語で星の意。

  • 玉沙参(たましゃじん)

    7月 29th, 2025

    ヨーロッパアルプス原産のキキョウ科の多年草。ヨーロッパの山地の岩場などに自生する。夏、ロゼット状の葉の中心から花茎を立ち上げて、紫色の花を簪(かんざし)のように玉状に咲かせる。なお、「沙参(しゃじん)」は「釣鐘人参」の漢名で、歳時記には「釣鐘人参」(秋季)の傍題になっている。

  • ソーダ水噴き出す昭和百年目 高野ムツオ

    7月 28th, 2025

    ソーダ水は清涼飲料水のこと。炭酸水に砂糖や果汁を加えたすっきりとした飲み物。クリームソーダ、メロンソーダなど種類もいろいろ。

    掲句は、暑さの最中、ソーダ水の入った瓶の栓を抜いたところだろう。栓を抜くと同時に、中の炭酸水が勢いよく噴き出す。夏の屋外などで日常よく目にする光景だが、その光景を目にしたとき、作者は、今年(令和7年)が昭和になって百年目に当たることに心づいた。昭和に改元して以降経てきた歳月の起伏が、一瞬のうちに作者の脳裏をかすめたのだ。『俳句』2025年8月号。

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