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俳句の庭

  • 麻服

    6月 7th, 2025

    麻を使った夏に着る洋服のこと。「夏服」の傍題。麻は長くて強い繊維が取れる植物の総称で、苧麻(ちょま)や亜麻(あま)などが使われる。さらりと心地よく着られる夏季に相応しい素材。

  • 新季語探訪(23)

    6月 6th, 2025

    「桜隠し」は桜の咲く頃に降る季節外れの雪のこと。桜を降り隠すように降りつつむ雪であり、桜の花房の上に凭れかかるように降り積もる水気の多い雪が想像される。もともとは新潟県や東北地方を中心とする雪国の方言であり、雪国に住む人々の風土感と春を待ち望む心が託されている言葉である。限られた地域で通用してきたいわゆる地貌季語の一つだが、

    可惜夜の桜かくしとなりにけり 齋藤美規

    などの佳句の積み重ねにより、1990年代以降歳時記に掲載されるようになった。「春の雪」の傍題として掲載されていることが多い。地域限定のローカルな言葉が俳句に詠まれることにより全国化していった一例だろう。

    関東地方でも、桜の咲く3月下旬以降に時ならぬ大雪に見舞われることがあり、「桜隠し」の情景を目にすることがある。今後チャレンジしてみたい季語である。

  • タンクトップ

    6月 6th, 2025

    袖なしで、かつ、襟ぐりが幅広又は深く、また、合わせや衿のない上半身用下着、上衣または水着のこと。1920年代の水着であるタンクスーツ( Tank suits)の上部にデザインが似ていることからこの名があるという。上衣としては男性用・女性用のいずれも存在するが、下着としては通例女性用のものをさす。歳時記には掲載されていないが、夏の季感はあるだろう。

  • トマトの花

    6月 6th, 2025

    「トマト」(夏季)は南米原産のナス科の一年草。日本へは江戸時代に導入され、夏野菜として広く栽培されている。初夏の頃星形の黄花を咲かせる。花が咲き終わると青い実をつけ、上の方から熟して赤くなっていく。なお、「トマトの花」は歳時記には掲載されていない。

  • 新季語探訪(22)

    6月 5th, 2025

    「夏料理」といえば、洗膾(あらい)、素麺、冷奴など、夏の食膳にのる伝統的な和食を思い浮かべるが、和・洋・中に関わらない。さっぱりした口当りの、涼しげな一口ものや新鮮な夏野菜をあしらった料理を前にすると、夏という季節のよろしさを実感する。

    「麦飯」「鮓」「冷麦」など個別の食材や料理を詠むばかりでなく、季節の料理を丸ごと「夏料理」として詠んだ作品が現れてきた時期はさだかでない。

    美しき緑走れり夏料理 星野立子

    昭和25年発行の立子の第4句集『笹目』に収められている一句。「夏料理」という季語の定着を決定づけた作品だ。その料理がどんなものなのかを一切省略して、色彩に焦点を絞ったところがいい。従来の句に囚われない大胆な単純化がいい作品を生んだ一例だろう。読者は、皿に盛られた「美しき緑」を各自の好みに従って自由に想像しながらこの句を詠み味わえばいいのだ。

    個々の料理を詠むばかりでなく、この季語を用いることにより、季節感や涼感、その場の雰囲気などをより生き生きと感じさせる作品が得られたらいいと思う。

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