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俳句の庭

  • 南仏紀行(15)

    10月 23rd, 2025

    今回の旅行記の最後に、旅行中に出会ったフランスの子供たちについて触れておきたい。

    下の写真はアヌシーのヨーロッパ公園で見かけた小学生くらいの子供たち。遠足だろうか、それとも課外授業だろうか。様々な人種や肌の色の子供たちがごく自然に親しみ合っている様子は、フランスが多民族国家であることを改めて思い起こさせる光景だ。

    スイスに近いフランスアルプス地方のオートサヴォワ県にあるフェール・ア・シュヴァルの湖畔で憩っていた子供たち。兄妹だろうか、仲良く碧緑の湖水に棲む魚に見入っていた。

    昼食時、リヨンのフルヴィエールの丘で鳩を追い回していた少年。木陰にはこの少年をそれとなく見守る両親の目があった。暫くすると、妹と思われる女の子も加わり、二人で鳩を追い回していた。

    リヨンのベルクール広場でひとり自転車に乗って遊んでいた少年。ベンチで憩っている私たちの目の前で、行きつ戻りつして自転車の腕前を披露してくれた。

    中世の面影を残したリヨン近郊の古い町ペルージュ付近の公園に課外活動で来ていた子供たちと引率の先生。小学生くらいだろうか。カメラを意識してポーズを決めている少年もいる。どの子ものびのびと学校行事を愉しんでいた。

    フランスの子供たちの自由で伸びやかな印象は、各自が差異を認め合い、一人の人間として扱われる文化や教育制度が根底にあるように思えた。国内に戦争のない国だからこそ見られる子供たちの幸福な表情なのだろう。フランスでも、貧富の格差や地域による教育の格差や成績評価の過度な厳格さなど教育制度に問題を抱えているというが、旅行中に見かけたのは、全体として子供の幸福度が高いことが頷けるような子供たちの屈託のない笑顔だった。

  • 照明店

    10月 23rd, 2025

    地元のショッピングセンターに入っている照明店。「秋灯(しゅうとう)」という季語があるが、そのどこか寂しげな明かりも、沢山集まると、透明感のある華やぎを感じる。買い物客で賑わっている他の店の中で、その店だけがしんと静まり返っていた。

  • 夜寒

    10月 23rd, 2025

    夜になると感じられる寒さ。晩秋になると、日中は感じられないが、夜になると冷え込んで寒さを感じるようになる。昼はまだ過ごしやすい時季の夜の寒さである。単に「寒し」といえば冬の季語。

  • 花盛りの背高泡立草

    10月 22nd, 2025

    「泡立草(あわだちそう)」といえばはキク科アキノキリンソウ属の多年草で、もともと日本の山野に自生していた山野草の一つ。秋になると、可憐な黄色い小さな頭状花を咲かせる。一方、近年は、北米原産の「背高泡立草(せいたかあわだちそう)」が都市部の空き地や河川敷では目につくようになってきている。北米原産の方は背が高く、猛々しい印象。俳句で単に「泡立草」と言った場合、両者のどちらを詠んでいるのかを読み取る必要がある。

    今日近くの線路ぎわで見かけたのは「背高泡立草」。この花を見かけると、秋もいよいよ深まってきた感じがする。

  • 秋の灯(あきのひ)

    10月 22nd, 2025

    秋の夜に灯す明りのこと。「秋灯(しゅうとう)」「秋ともし」ともいう。ひんやりとした長い夜を灯火のもとで静かに味わい、家族や友人と語らい、ひとり書に親しむ。「灯火親しむ」は関連季語。

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