蝉が羽化すること。蝉の幼虫は、4~7年ほど地中に棲んだあと地上に出、木に上ったりして翅のある成虫になる。背中を割って殻から抜け出た蝉は、最初、白っぽく透き通るような体色をしているが、次第に固有の色をあらわしてゆく。


蝉が羽化すること。蝉の幼虫は、4~7年ほど地中に棲んだあと地上に出、木に上ったりして翅のある成虫になる。背中を割って殻から抜け出た蝉は、最初、白っぽく透き通るような体色をしているが、次第に固有の色をあらわしてゆく。


「水引」は山野の林縁などに多いタデ科の多年草で、8~10月、細長い花軸を伸ばし、通常赤い小花をつける。その白花種が「銀水引」。山野に自生するほか、園芸品種もある。「水引の花」(秋季)の傍題。

「涼し」は夏の暑い最中に思いがけず覚える涼しさをいう。流水や木陰に身を置く涼しさ、急な風雨のもたらす涼しさ、目や耳で感受する涼味など、日常の中で涼しさを感じる場面は様々だ。
掲句は河童(かっぱ)の子の「ちんぽこ」を思い描いての作品。「ちんぽこ」は「陰茎」の幼児語であり、俗称。「ちんぽ」などともいう。河童は想像上の生き物であり、鬼、天狗などと並んで日本に棲む妖怪の一つとされるが、その河童の子の股間に人間の子供と同様可憐な「ちんぽこ」があるという。一読暑気を払ってくれるような楽しい想像だ。『文藝春秋』2025年9月号。
夏の土用の丑(うし)の日に食べる鰻(うなぎ)のこと。鰻は栄養価が高く、昔から夏バテ防止によいとされてきた。土用丑の日と鰻を結びつけたのは、江戸時代中期の平賀源内の発案によるとされている。関東では背開き、関西では腹開きにして、白焼きや蒲焼きにする。

初旬の8月7日頃に立秋があり暦の上では秋に入るが、相変わらず暑い日が続く。しかし、処暑(8月23日頃)を過ぎる頃から朝晩は暑さも和らぎ秋の気配が感じられるようになる。また、立秋の前後に原爆忌を迎え、月の半ばには終戦(敗戦)の日が巡ってくるなど、戦争の記憶を新たにする月でもある。
