蝉が羽化すること。蝉の幼虫は、4~7年ほど地中に棲んだあと地上に出、木に上ったりして翅のある成虫になる。背中を割って殻から抜け出た蝉は、最初、白っぽく透き通るような体色をしているが、次第に固有の色をあらわしてゆく。


蝉が羽化すること。蝉の幼虫は、4~7年ほど地中に棲んだあと地上に出、木に上ったりして翅のある成虫になる。背中を割って殻から抜け出た蝉は、最初、白っぽく透き通るような体色をしているが、次第に固有の色をあらわしてゆく。


「水引」は山野の林縁などに多いタデ科の多年草で、8~10月、細長い花軸を伸ばし、通常赤い小花をつける。その白花種が「銀水引」。山野に自生するほか、園芸品種もある。「水引の花」(秋季)の傍題。

夏の土用の丑(うし)の日に食べる鰻(うなぎ)のこと。鰻は栄養価が高く、昔から夏バテ防止によいとされてきた。土用丑の日と鰻を結びつけたのは、江戸時代中期の平賀源内の発案によるとされている。関東では背開き、関西では腹開きにして、白焼きや蒲焼きにする。

初旬の8月7日頃に立秋があり暦の上では秋に入るが、相変わらず暑い日が続く。しかし、処暑(8月23日頃)を過ぎる頃から朝晩は暑さも和らぎ秋の気配が感じられるようになる。また、立秋の前後に原爆忌を迎え、月の半ばには終戦(敗戦)の日が巡ってくるなど、戦争の記憶を新たにする月でもある。

在来種のラン科の多年草。全国の山地の林床に自生する。6月頃、淡紫褐色の花を総状花序に下向きにつける。花の姿を武将が合戦の指揮をとるときに用いた采配(さいはい)に見立ててこの名がある。シュンラン、エビネ、シラン、ウチョウラン、フウラン、クマガイソウ、ネジバナなどとともに在来種の蘭(らん)の一つだが、歳時記には掲載されていない。単に「蘭」といえば東洋蘭を指し、秋の季語になっている。
