冬の夕焼のこと。気温は低く大気は澄んで、短い時間だが鮮やかなオレンジ色に燃える。「冬茜」の茜色は、古くから使われている暗い赤色を指す。「冬夕焼」の傍題。

冬の夕焼のこと。気温は低く大気は澄んで、短い時間だが鮮やかなオレンジ色に燃える。「冬茜」の茜色は、古くから使われている暗い赤色を指す。「冬夕焼」の傍題。

キク科キク属の多年草。「冬菊」ともいう。在来種の島寒菊(しまかんぎく)は近畿以西から九州の暖地に自生する。変種・園芸品種も多く、園芸用に庭に植えられる。晩秋初冬に、黄色ときに白色の花を咲かせる。なお、実際には品種に関わらず、秋から遅れて咲き残る菊を「寒菊」「冬菊」として詠むことが多い。

「鶫」はヒタキ科の野鳥。晩秋の頃、大群で日本海を渡って来る冬鳥。種類が多い。全国の山林や田園で冬を過ごし、晩春の頃、シベリアの繁殖地へ帰る。肉が美味なため古くから捕食されたが、現在は保護鳥。単に「鶫」といえば秋の季語。歳時記には掲載されていないが、「冬鵙」「冬鷺」「冬鶯」「冬雲雀」などと同様、「冬鶫」を詠むことはできるだろう。

山毛欅(ぶな)や柞(ははそ)、櫨(はぜ)、楓(かえで)など、その名が一般に知られている落葉樹が秋に葉を落とすこと。作句においては、「柞散る」などと具体的な木の名を冠して詠むこととなる。なお、手元の歳時記では、「紅葉散る」は冬季に、「柳散る」、「銀杏散る」は秋季に、独立に項目立てしてある。

白膠木(ぬるで)は、ウルシ科ヌルデ属の落葉低木。全国の山中や林縁部などに自生する。秋になると葉が紅葉して、やや黄味がかった朱色を呈する。標高の高い場所ほど、寒暖差により鮮やかに紅葉する。
