春の日の暮れる頃。一日が終わりつつあるが、そこここに陽の気配が残っている。「春薄暮」ともいう。もの寂しさを感じる秋の夕暮と違い、ゆったりとした時間の流れを感じさせる。日没の後も、空はしばらく明るいままだ。

春の日の暮れる頃。一日が終わりつつあるが、そこここに陽の気配が残っている。「春薄暮」ともいう。もの寂しさを感じる秋の夕暮と違い、ゆったりとした時間の流れを感じさせる。日没の後も、空はしばらく明るいままだ。

アブラナ科タネツケバナ属の多年草。田圃や水辺の湿地、荒地などに自生。仲春頃、茎の先端に総状花序をなす白色の小さな四弁花を咲かせる。イネの種籾を水に漬けて苗代を準備する頃に咲くのでこの名があるという。別名「田芥(たがらし)」。

春に生じる露のこと。露は空気中の水蒸気が放射冷却で冷やされて草木に水の玉となって付着するもので、寒暖差の大きい春と秋にしばしば見られる。単に「露」といえば秋の季語。春の露は萌え出たばかりの若草や、冬の間乾燥していた古草をしっとり濡らす。

中国原産のモクレン科モクレン属の落葉木。平安時代に薬用目的で渡来し、現在では観賞目的で庭木や公園樹として各地で栽培される。3、4月頃、枝先に六弁花を空へ向かって立つように咲かせる。花の後、大きな葉が互生する。紫木蓮、白木蓮、唐木蓮などがある。単に「木蓮」といえば紫木蓮を指す。


水辺に生える蘆(あし)の芽のこと。蘆はイネ科の宿根草本。仲春の頃一斉に出す芽が角のように細く尖っていることから、「蘆の角」「蘆の錐(きり)」などといわれる。芽を出したばかりの頃は初々しい蘆も、生長すると人の背丈をはるかに越える。「蘆牙(あしかび)」ともいう。
