イチョウの種子のこと。イチョウは、中国原産のイチョウ科イチョウ属の落葉高木。雄木と雌木があり、銀杏ができるのは雌木のみ。晩秋の頃、球形の実が熟して落ちる。外皮は悪臭があり、触れるとかぶれることがある。外皮を除いて、白くて固い木質の殻を割り、中の胚乳と胚を食べる。茶碗蒸しなどに入れる秋の味覚。

秋、カヤツリグサ科などの草の穂花がほおけて、綿状になったさま。「草の穂」の傍題。好天の日、白銀の草の絮が風に乗ってとぶさまは、秋らしい眺めだ。

秋になって清く冷ややかに澄みわたった水。秋は空気だけではなく、水も澄んでくる。水に映るものの影もくっきりとして清々しい。秋の水は、清らかさとともに、深まり行く秋の寂しさをも思わせる。

ユリ科の多年草。主に太平洋側で見られ、日陰のやや湿った斜面や崖、岩場に自生するほか、観賞用として庭に植えられる。仲秋の頃、葉腋に2、3個の花を上向きにつける。小さなユリのような形で、紅紫色の斑点が鳥のホトトギスの胸毛に似ていることからこの名がある。園芸種には黄花の杜鵑草もある。漢名、油点草(ゆてんそう)。

秋も深まると、木の葉だけでなく、草々も紅葉する。高原や湿原などで草紅葉が最も美しい時期は、木々が紅葉する少し前で、その後は一面の枯野となる。晩秋の頃、足元に目を凝らすと見えてくるものの一つだ。
