秋になると、大陸上空の乾燥した冷たい空気が流れ込むため、遠く
まで澄みわたる。眼に入るもの、耳に入るものが鮮やかに、はっきりと感受できるようになる。「空澄む」ともいう。一方、秋に水が澄みわたることを「水澄む」(秋季)という。

秋になると、大陸上空の乾燥した冷たい空気が流れ込むため、遠く
まで澄みわたる。眼に入るもの、耳に入るものが鮮やかに、はっきりと感受できるようになる。「空澄む」ともいう。一方、秋に水が澄みわたることを「水澄む」(秋季)という。

その秋、初めて色づいた紅葉のこと。いち早く紅葉し山野に秋の訪れを告げる。楓に限らず桜・漆・白膠木など早くから紅葉するものを対象に詠む場合が多い。北国や高山では平地より紅葉が早い。

二十四節気の一つ。太陽暦では8月22、23日頃。「処」は収まるの意で、この頃になると厳しい残暑も収まってくる。朝夕には涼しい風が吹き、コオロギやカネタタキの声が聞こえてくる。飛び回る蜻蛉の下で稲が穂を出す。台風の季節の到来でもある。

「楤(たら)」はウコギ科の落葉低木。各地の山地に自生する。初秋の頃、茎の上に小さな白・黄緑色の五弁の花が円錐状に群がって咲く。雌雄同株。早春に出る芽を「楤の芽」(春季)として食用にする。

陰暦7月15日の月。陽暦では8月18日前後で、盂蘭盆の頃である。普段故郷を離れて生活する人にとっては、盆休みに生家に帰省し、故郷で今は亡き肉親を偲びながら仰ぐ月でもある。残暑厳しく、夜になっても団扇を手にしながら仰ぐことが多い。
