虻(あぶ)はハエ目の昆虫で種類が多い。花に来るのが花虻、牛や馬について血を吸うのが牛虻で人を襲うこともある。春から秋にかけて見かけるが、単に「虻」といえば春の季語。秋も深まる頃、澄んだ大気の中に見かける虻には、時を惜しんでいるような趣がある。

虻(あぶ)はハエ目の昆虫で種類が多い。花に来るのが花虻、牛や馬について血を吸うのが牛虻で人を襲うこともある。春から秋にかけて見かけるが、単に「虻」といえば春の季語。秋も深まる頃、澄んだ大気の中に見かける虻には、時を惜しんでいるような趣がある。

刈り取った稲を稲架(はさ)などに掛けて、脱穀できるまで天日で乾燥させること。近頃では火力で乾燥させることが多く、天日干しは少なくなった。稲を干す方法には、稲架を作って干す場合のほか、地方によっては稲塚・稲垣などによることもある。

その年に新しく収穫した米のこと。「今年米」ともいう。出荷時期は品種や地域で差があるが、おおむね7月から10月末頃まで。「新米」という語のひびきには、手塩をかけて育てた米が収穫を迎えた喜びの思いが感じられる。各地の秋祭では、新米の収穫に感謝し、神饌米として神に供える。新米が出回ると前年の米は古米となる。

セキレイ科の小鳥の総称。日本には5種類が生息し、河原や畑地などでよく見かけるのは日本固有種の背黒鶺鴒(せぐろせきれい)のほか、黄鶺鴒及び白鶺鴒。水辺を好み、昆虫などを捕食する。留鳥で、四季を通して目にするが、秋の季語に分類されている。鶺鴒の高く鋭い声は、秋の澄み渡った空にひと際響き渡る。長い尾を上下に動かすことから、「庭叩(にわたたき)」「石叩(いしたたき)」とも呼ばれる。
