秋も終わりに近づく頃、肌に触れる物や空気をひんやりと感じること。「冷やか(ひややか)」の傍題だが、「冷やか」が皮膚感覚だけでなく、人の態度や物言いについての形容にも用いられるのに対し、「秋冷」は空気が冷えてきたことを全身で感じ、秋の深まりを意識するニュアンスがある。

秋も終わりに近づく頃、肌に触れる物や空気をひんやりと感じること。「冷やか(ひややか)」の傍題だが、「冷やか」が皮膚感覚だけでなく、人の態度や物言いについての形容にも用いられるのに対し、「秋冷」は空気が冷えてきたことを全身で感じ、秋の深まりを意識するニュアンスがある。

日本画、洋画、彫刻などの展覧会のこと。美術展は一年を通じて開かれるが、「二科展」「日展」などの展覧会は秋に開催 されることが多い。また、「美術の秋」というように、秋は美術鑑賞に適した季節でもある。銀杏が色づく頃の東京の上野は、美術展を訪れる人々でにぎわう。「美術展」「二科展」、「院展」、「日展」などは、「美術展覧会」の傍題。

キツツキ科の鳥の総称。四季を通して見られる留鳥だが、餌を採るときの木を叩く音と、目立つ色彩が、秋の雑木林などで印象的なことなどから、秋の季語になっている。日本で生息が確認されているのは12種だが、身近な野山で見かけるのはコゲラ、アカゲラ、アオゲラなど。コゲラはスズメほどの小さなキツツキで、全国の山野に生息するほか、街中の街路樹でも見かける。アオゲラはヒヨドリ大のキツツキで、本州以南の低地、低山の林に生息する。いずれも、樹の幹に嘴で穴をあけ、繁殖のための巣穴として利用するとともに、樹の中にいる昆虫類を捕食する。

直翅目カマドウマ科の昆虫。詩歌の世界では、長い間蟋蟀(こおろぎ)と混同され、鳴くものとされてきたが、実際は発声器官はなく、鳴かない。別名「かまどうま」「えび蟋蟀(こおろぎ)」など。体色は光沢のある濃褐色で、翅をもたない。後ろ肢が強く跳躍力があり、長い触角をもつ。洞窟や木の洞などの暗所に棲む。残飯を食べに台所などにしばしば姿を現すこと、また馬のような跳躍をみせることなどからこの名がある。

辣韭(らつきよう)は、ヒマラヤ地方原産のユリ科ネギ属の多年草。日本を含め東アジアで広く栽培され、白色の鱗茎を食用とする。仲秋から晩秋にかけて花茎を伸ばし、その先端に球状の赤紫色の小花をたくさんつける。近縁種のヤマラッキョウ(下の写真)は、本州以南の山地の日当たりの良い場所に自生する。
