イネ科の多年草。全国の野原や道端に自生する。晩春の頃、20センチほどの花穂をつける。子供たちが葉で人形の髢(かもじ)を作って遊んだことから、この名がついた。

満天星(どうだん)は、わが国原産のツツジ科の落葉低木。正式名はドウダンツツジ。暖地の岩山に稀に自生するほか、庭木や生垣としてごく普通に植えられる。晩春の頃、若葉の下に鈴蘭に似た白色壺状の小花を放射状に吊り下げる。秋の紅葉も鮮やか。

中国原産のマメ科の落葉低木。江戸時代に日本に渡来し、庭木として植えられる。花の紅紫色が、蘇枋染めに似ていることからこの名がある。晩春の頃、葉が出る前につぶつぶとした小さな蝶形花が群がり咲く。花の後、莢豌豆に似た実をつける。

キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。本州以南に分布し、低山帯の草地や川原に自生。晩春の頃、6枚の花弁からなる釣鐘状で赤紫色の花をうつむくように咲かせる。銀灰色の柔らかな絹毛を花や葉にまとう。花期が過ぎると、長く白い毛におおわれた実をつけ、それが老人の蓬髪を連想させることからこの名がある。別名白頭翁。宮沢賢治が愛した花の一つ(童話『おきなぐさ』)で、岩手ではこの草を「うずのしゅげ」と呼んでいるという。

中央アジア及び中近東原産のマメ科エンドウ属の一年草又は越年草。蔓を絡ませて伸び、晩春の頃蝶形の花を次々に咲かせる。花色は主に赤紫と白。花の後青々とした莢ができる。小豆の花、大豆の花、いんげんの花などと合わせて、「豆の花」ともいう。
