たっぷりの餡を求肥(ぎゅうひ)又は柔らかな餅で薄く包み、青大豆の黄粉(うぐいす粉)をまぶしたもの。その色と形が鶯を思わせる。天正年間の頃、(大和)郡山城の城主であった豊臣秀長が兄の豊臣秀吉を招いた茶会を開く際に「珍菓を造れ」と命じ、御用菓子司に造らせたことが由来という。

リュウテンサザエ科に属する拳状の巻貝。日本全国の主として外洋に面した岩礁に海藻類を食べて生息する。夜行性。壺焼、焼栄螺、刺身などとして食される。壺焼は栄螺を殻のまま火の上で焼き、醤油などで味を付けたもの。

立春後2月末ぐらいまでをいう。暦の上では春になったが、まだ寒さの厳しい時季。春らしい暖かさより冬の名残の寒さが目立つ。それでも日差しや鳥の鳴き声など身辺に春の息吹を見つけることができる。「早春」の語には抒情的な響きがある一方で、凛とした空気も感じられる。

シラウオ科の硬骨魚。日本全国の沿岸域、河口付近、汽水域に生息するが、近年は生息数が減っている。降海型と陸封型がある。魚体は半透明で体側腹面に二列の黒点があり、大きさは10センチ前後。春先川に上り産卵し、産卵後は死ぬ。春先に産卵のため川へ上がるところを四つ手網や刺し網などで獲る。味は淡白で、煮ると白くなる。「白魚舟」「白魚飯」「白魚汲む」など、傍題や関連季語は多い。なお、おどり食いにする素魚(しろうお)はハゼ科の別種。
