「代掻き(しろかき)」は鋤き起こした田に水を入れ、田の底を掻きならし、肥料を土中に混ぜること。田植えの前の作業の一つ。
掲句は「・・・のひかり」のリフレインにより、播磨灘に面した代掻きの田圃の大景を描き出した。播磨灘は淡路島、小豆島、四国、本州で区切られた瀬戸内海東部の海域。鯛などの好漁場という。播磨の国、播州といった旧国名のもつ歴史の厚みを感じさせる海域名である。何の説明も加えず、「・・・のひかり」と並置したところがいい。一読、その場に居合わせたような気分になる大柄な一句。『俳壇』2025年7月号。