芒(すすき)の穂が解けて、風になびく姿をいう。芒は秋が深まるにつれて穂が開き、日を受けて黄金色や銀色に輝く。単に「芒」といえば、植物そのものの全体、又はその群生している景観を指すのに対し、「芒の穂」は、茎の先端にある、10数本の細長い小穂の集まりに焦点を絞った言葉。「穂芒」「尾花」などともいう。

芒(すすき)の穂が解けて、風になびく姿をいう。芒は秋が深まるにつれて穂が開き、日を受けて黄金色や銀色に輝く。単に「芒」といえば、植物そのものの全体、又はその群生している景観を指すのに対し、「芒の穂」は、茎の先端にある、10数本の細長い小穂の集まりに焦点を絞った言葉。「穂芒」「尾花」などともいう。

稲穂が実る時期に、スズメなどの害鳥から田畑を守るために立てられる人形のこと。昔、動物の肉や魚の頭などを焼いて串に刺し、その臭いでスズメなどの害鳥を追い払っていたことから、「臭(か)がし」が語源になったとされる。一般的にはカカシと発音することが多い。

「秋めく」は周辺の景色、光、風、空気などが、なんとなく秋らしくなってくること。本格的な秋が到来する前の、季節の推移にともなうかすかな変化を捉えた言葉。
掲句は、樹の天辺で「雀鷹(つみ)」が声を放ったとき、秋らしくなってきたことをふと感じての作品。「雀鷹」はタカ科ハイタカ属に属する日本最小の猛禽類で、大きさはヒヨドリかハトほど。春先に日本に渡来する夏鳥だが、本州以南では一部が留鳥として年間を通して見られる。近年は都市部の公園や街路樹、寺社などにも生息している。私が住む住宅地の公園でもその独特な声を聞くことがある。朝、公園のベンチに憩っているとき、樹頭の雀鷹の鋭い声に、四辺の大気の澄みを覚えた。朝晩ようやく秋らしくなってきた。令和8年作。