海洋生の無脊椎軟体動物であり、タコやオウムガイと同じ仲間。種類は多く、①沿岸や水深の浅い海に生息するアオリイカ、コウイカ、ヤリイカなど、②陸から遠く離れた広大な大海原(外洋)を群れで泳ぎ回るスルメイカなど、③深海に棲むダイオウイカ、ホタルイカなどがある。古くから日本人が最も多く食べてきたのがスルメイカで、その漁の最盛期がかつては夏であったことなどから夏の季語になっている。実際には、アオリイカは春、ヤリイカは冬、コウイカは春など、種類によって旬が異なり、スルメイカ(写真)についても、地球温暖化の影響などから漁の最盛期は秋に移行してきている。近年、季節感が薄れてきている季語の一つ。
