登高(とうこう)

陰暦9月9日の重陽の節句に、高い丘や山に登って災厄を祓うこと。古代中国の風習に由来する行事である。当日は茱萸(ぐみ)の実を入れた袋を身につけて登り、菊の酒を飲んで長寿や健康を祈る。「高きに登る」ともいう。「登高」の行事そのものは日本に定着しなかったが、秋晴れの日に、小高い丘や山に登って景色を眺め、心身をリフレッシュするという秋の楽しみ方として行われているとも言える。「登高」が季語として定着した背景には、杜甫の七言律詩「登高」を始めとする中国の漢詩文の影響があったと言われる。

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