キク科の多年草。ユーラシア大陸原産で、ヨーロッパの草原や道端に広く自生する。日本にも外来種(帰化植物)として北海道などで確認されている。「聖ヤコブ祭(7月25日)」の頃に咲くことからこの名がある。花期は6~8月で、茎の先端に黄色い小さな花(頭花)を多数、散房状に咲かせる。なお、歳時記に掲載されていないが、「夏菊」として詠むことは可能だろう。

キク科の多年草。ユーラシア大陸原産で、ヨーロッパの草原や道端に広く自生する。日本にも外来種(帰化植物)として北海道などで確認されている。「聖ヤコブ祭(7月25日)」の頃に咲くことからこの名がある。花期は6~8月で、茎の先端に黄色い小さな花(頭花)を多数、散房状に咲かせる。なお、歳時記に掲載されていないが、「夏菊」として詠むことは可能だろう。

「かなかな」は「蜩(ひぐらし)」のこと。朝夕の涼しい時間帯や薄暮の頃に、鈴を振るような澄んだ高い声でカナカナカナと鳴く。
掲句は「かなかな」の声の途切れる一瞬を、「しろがねいろ」の息を継いでいると詠む。初秋の頃朝晩鳴く「かなかな」の声は限りなく澄んで、遥かな時空に心を誘うところがある。その一つ一つの声に耳を澄ませていると、鳴き止むことがあるのだが、作者は、その数刻の間「かなかな」が「しろがね」の息を継いでいると感じ取った。声を通して対象の命の本質に迫ろうとする気迫が感じられる作品。『俳句』2026年8月号。
エンジンなどの内燃機関を備えて水面を走る小型の船のこと。レジャー(釣りやクルージング)、スポーツ、業務用など幅広い目的で使用される。オールで漕ぐ「ボート」は夏の季語になっているが、「モーターボート」は歳時記に掲載されていない。しかし、関連する「水上スキー」(モーターボートに引かれて水面を滑るスポーツ)「舟遊び」(いずれも夏季)の傍題として扱うこともできるように思う。

夏に川に入って泳いだり、水を浴びたりして涼をとること。夏の代表的な遊びの一つ。暑い最中海や川で泳ぐのは心地よい。「泳ぎ」の傍題。

秋燕は南方へ帰る途中の燕や、秋の空を飛ぶ燕のこと。春に日本へ来て子育てをした燕は、秋に群れをなして南方の国へ帰っていく。
掲句は、初秋の風の中の燕を詠んだ作品。「風」のリフレインが、風の中を翔ける秋燕の姿を浮かび上がらせるとともに、燕との別れにともなう作者の胸裏のもの寂しさをも感じさせる。日本の風にすっかり馴染んだ燕に、別れのときが近づいているのだ。過ぎ去ろうとしている夏を惜しむ思いもあるだろう。『俳句』2026年8月号。