コンテンツへスキップ
    • HOME
      • POST
      • PROFILE

俳句の庭

  • 紫陽花(あじさい)

    5月 31st, 2023

    我々が普段目にする紫陽花の多くは、日本に自生する原種ガクアジサイから改良した園芸品種。開花期は梅雨時の6~7月で、額咲き、手まり咲きなどがある。このうち額咲きは、額の花として歳時記に別に掲載されているので、俳句で紫陽花といえば、手まり咲きの花を指す。土壌の酸度によって青色になったり、ピンク色になったりする。雨に打たれて他の花が萎えている中で、紫陽花が生き生きと咲いているのは印象的だ。

    上の写真は、アナベル(アメリカ原産のアジサイ)。

  • 我が影の中に納まる蝌蚪の国 岩田由美

    5月 30th, 2023

    「蝌蚪(かと)」は、蛙の幼生。お玉杓子ともいう。卵から孵った後、暫くの間は無数にかたまっているが、成長に従い、尾や手足を使って泳ぎ出す。

    掲句の「蝌蚪の国」は、水底を覗き込んだとき、無数の蝌蚪が「国」と呼べるような一つの社会を形成しているように見えることをいう。その「蝌蚪の国」も、我が影の中に納まってしまう程の小さな存在に過ぎない。そして、人間も、天地を司る神の目から見たら、この上なく微小な存在である。作者にとって、この世に存在するということの不思議さを感得した一瞬だったのだろう。『俳句』2023年6月号。

  • 釣れずともよし鶯の谷渡り 森岡正作

    5月 29th, 2023

    「鶯」(うぐいす)は日本の三鳴鳥の一つで、春になると山から里に現れて美しい声で鳴くため、古来から、春を告げる鳥として親しまれてきた。警戒心が強く、羽の色も地味なため、声が聞こえても姿を見る機会は少ない。鳴き声としては、ホーホケキョと聞きなす囀りのほか、ケキョケキョケキョと続けざまに鳴く「谷渡り」といわれるものがある。「谷渡り」は繁殖期のオスが出す声の一つで、メスに危険を知らせたり侵入者や外敵を威嚇する意味をもつという。

    掲句は、釣果を求めないとの句意に加えて、そのゆったりとした声調が、渓流釣りの醍醐味を感じさせる作品。釣り場を定めて糸を垂れると、折から聞こえる「鶯の谷渡り」。清流の響きや森の匂いに溶け込んで過ごす釣りの一日に、作者の心は伸び伸びと解放されるのだろう。『俳句』2023年6月号。

  • 迎へ梅雨

    5月 29th, 2023

    「走り梅雨」ともいう。5月下旬から6月上旬にかけて、本格的な梅雨に入る前に、本州南岸に前線が停滞して梅雨めいた天候になることがあり、その頃のこと。通常は迎へ梅雨の後一旦天気が回復し、しばらく晴天が続いてから本格的な梅雨に入ることが多い。

  • 夏

    5月 28th, 2023

    春夏秋冬のうちの夏は、二十四節気の立夏から立秋の前日までの期間。夏の前半は梅雨に当たるため雨が多く、梅雨の明けた頃から猛暑が続く。涼風や清水、木陰、水泳、氷菓など、生活の中で束の間に感じられる涼気は、夏の楽しみの一つだ。

←前ページ
1 … 626 627 628 629 630 … 658
次ページ→

WordPress.com Blog.

コメントを読み込み中…

    • 登録 開始日
      • 俳句の庭
      • WordPress.com のアカウントをすでにお持ちですか ? 今すぐログイン
      • 俳句の庭
      • 登録 開始日
      • 登録
      • ログイン
      • このコンテンツを報告
      • サイトを Reader で表示
      • 購読管理
      • このバーを折りたたむ