春に芽吹いた芝は、夏になると一面に青々としてくる。庭園、公園などの手入れの行き届いた青芝は、緑一色の絨毯を敷いたようで美しい。青芝を吹く風の中で、連れてきた子供や犬と一緒になって解放感にひたることができる。


春に芽吹いた芝は、夏になると一面に青々としてくる。庭園、公園などの手入れの行き届いた青芝は、緑一色の絨毯を敷いたようで美しい。青芝を吹く風の中で、連れてきた子供や犬と一緒になって解放感にひたることができる。


キク科ムカシヨモギ属の一年草又は越年草。北アメリカ原産で、日本には明治時代に渡来し、帰化後急速に各地に広まった。道端や荒地、耕作放棄地、宅地造成地などで見かけることが多い。茎は直立し高さ1~2メートルで、初秋の頃茎先の円錐花序に白色の小さな頭花を多数つける。御維新草、明治草、世代わり草、鉄道草などの別名があり、歳時記には多くの場合「鉄道草」として掲載されている。

焼酎は日本の代表的な蒸留酒。アルコール度数が高く、比較的安価なので、庶民的な酒として浸透している。麦焼酎が一般的だが、甘藷焼酎、蕎麦焼酎、黍焼酎なども知られている。
掲句は、長野への旅行中買い求めた蕎麦焼酎を飲みながら、酒器をあれこれと想像してできた作品。とある美術展で目にした瀬戸黒茶碗の柔らかみのある端正な姿が記憶からよみがえってきた。焼酎はお湯などで割って飲むのが普通だが、何も混ぜずに生(き)のままで飲むのも、蕎麦の香りと旨味をより実感できる。なお、「瀬戸黒」は瀬戸黒茶碗の略称で、桃山時代に美濃窯で焼かれた黒無地の茶碗のこと。平成29年作。
「夏兆す」は「夏めく」の傍題。身の回りのものや生き物、その他生活のあれこれに夏らしい趣が増してきたと感じられること。
掲句は、銀座の鳩居堂で催されている書展の展示を見て回ったときの一句。展示されてい色紙、軸等の中に、荒縄をこすりつけたような、とでも形容するしかない荒々しい書体の作品があった。意味を伝達することを放棄したその墨痕の勢いに、夏の到来を感じた。平成27年作。